このアルバムと次に出たlive「Rainbow On Stage」はよく聴いたなあ~。偶然、家族で買い物に大宮の西武デパートに行った際に、そこのレコード屋さんでストーンズの「Black and Blue」を買ったら、なんとミックとキースが一本のマイクでハモってる白黒パネルをもらった!そういうキャンペーンをやっていたのだ。

◆ストーンズのパネルの隣には、リッチーブラックモアのストラトを弾いて恍惚になってるパネルが!これも欲しい!ただし、そのアーチストのアルバムを買わないともらえない!その日はアルバムを2枚買う訳にはいかず家に帰ったが、その翌日から悶々とした日々。たぶん週の間に連休があったと思うんだけど、その日に千円札3枚握りしめ、今度は一人で大宮に。そして買ったのがこの「虹を翔る覇者」だった!
 しかしこうしてリッチーのパネルを手に入れたら、その隣りのものも欲しくなってしまうものです…。そして隣りのもの=レッド・ツェッペリンのパネルもゲット!(狭い部屋でしたので飾る壁が無くなりました...)

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◆僕のストーンズとリッチー、レッド・ツェッペリンの白黒パネルはしばし友達の間でも羨ましがられ、また、高校に進んでから2年のときの文化祭だったかなあ、レコードかけて音楽喫茶みたいのやったときに学校持っていって飾り、来場者の大人の人(ロックファンと思われる)から、「○円出すからゆずってくれ」と言われたけど断った記憶がある。(いや、違う、売ったんだった!)
...そういうわけで、このアルバムは白黒パネルと大宮のデパートのレコード屋さんとともにあるのです。

imagesRising

Songwriters: BLACKMORE, DIO
Starstruck lyrics c MAUVE MUSIC/PURPLE MUSIC, INC.

Released in 1976
From The Album“Rising”
(虹を翔る覇者)

:原詞は太字

If I'm high on a hill
She will still be looking down at me
What does she see
That brings her closer every day to my heart


丘の上に登ったところで
アイツはいまだに俺を上から見下すのさ
そのことで毎日のように俺が悩んでるのを
アイツはどう思ってるんだろう
 
If I'm away from home
And think I'm all alone
She's there, somewhere
I look around to see
And looking back at me
She's there, beware
Creeping like a hungry cat
Seen it before
And I know it can mean that


俺がツアーに出て
ひとりでいる時にだって
アイツはいるんだ どこかしらにね
遠くを見まわして
近くを振り返ってみると
アイツはいるんだ 気をつけろよ
飢えた猫のように忍び寄ってくる
前にもあったのさ
もうわかってるんだ

the lady's starstruck
she's nothing but bad luck
The lady's starstruck
running after me
The lady's starstruck
she's nothing but bad luck,
yeah, yeah


追っかけ女
アイツが悪運を運んでくる
追っかけ女
俺の後を走ってくる
追っかけ女
アイツが悪運そのものなんだ

yeah yeah
I could fly to the moon
But she'd soon find a way to be there
I never knew for a while
That a smile made 'em really care


月に飛んでいくことができても
アイツはすぐに月にやってくるだろう
しばらく気付かなかったんだ
笑顔を振りまいてたら
勘違いされたってことか

She wants a souvenir
To everyone it's clear
She's hooked, one look
She wants a photograph
And everybody laughs
But not me, 'cause I see
She's creeping like a hungry cat
Seen it before
and I know it can mean that


アイツはみやげ話がほしいだけ
そんなことはっきりしてる
異常なんだ 一目で気づくよ
アイツは写真を撮りたいのさ
それでみんなに見せてまわりたいんだ
俺はゴメンだよ もうわかってるんだ
忍び寄ってくる飢えた猫のようさ
今回が初めてじゃない
もうわかってるよ

the lady's starstruck
she's nothing but bad luck
The lady's starstruck
running after me
The lady's starstruck
she's nothing but bad luck,
yeah, yeah


追っかけ女
アイツが悪運を運んでくる
追っかけ女
振り返るとそこにいるんだ
追っかけ女
アイツが悪運そのものなんだ

yeah yeah
I used to be a game
Now I can't repeat my name at all
She seems to believe that
I never can refuse her call


ゲームを楽しんできたけど
今じゃ自分の名前も思い出せなくなった
俺があいつの誘いを断るはずない
そんな風に信じ切ってるようなんだ

She wants a souvenir
To everyone it's clear
She's hooked, one look
She wants a photograph
And everybody laughs
But not me, 'cause I see
She's creeping like a hungry cat
Seen it before
and I know it can mean that


みんなに自慢したいだけ
誰が見たってそんな女なんだ
異常な執着 怖いくらいさ
俺とのツーショットが欲しいんだ
みんなの笑い物になるだけさ
なんで俺なんだい? よしてくれよ
まるで忍び寄ってくる飢えた猫だぜ
もうコリゴリなんだ
だってわかってるんだから

the lady's starstruck
she's nothing but bad luck
The lady's starstruck
running after me
The lady's starstruck
she's nothing but bad luck,
yeah, yeah


追っかけ女
アイツが悪運を運んでくる
追っかけ女
振り返るとそこにいるんだ
追っかけ女
アイツが悪運そのものなんだ

And back of a tree
I'm looking back at me
Blind and off my state
I've just got to beware
The lady's starstruck
Yes, she's bad luck, bad luck


ふりだしに戻って
自分を振り返ってみてるんだ
盲目で自分を勘違いしてたのさ
だから気をつけないといけないんだ
追っかけ女をね
そうさ アイツは悪運を背負ってる
追っかけ女にはコリゴリなのさ

(Words and Idioms)
starstruck=スターにあって感激する 
(転じて)ミーハー スターの追っかけ
bring closer to=近寄せる

日本語訳 by 音時

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◆この曲は、コンパクトな4分程度の曲のなかで、リッチーのギター、コージー・パウエルのドラム、ロニーのボーカルの魅力がいっぱいで、トップスピード&全力投球のまま、ピシッ!と終わるところが非の打ちどころないカッコいい曲です。

 レインボーもこんな曲ばかりだったら、僕は好みがもう少しパープルをベースにしたロックに傾いてたかもしれません。実はこのアルバムのB面は「Stargazer」「 A Light in the Black」の2曲しか入ってなくて各8分以上の超大作。ファンの間でもこのアルバムはB面を聴け!的な絶大な人気曲なのです。(好きなことは好きなんですよ。僕も)で、なのですが、なんとなく僕は尺の長いロックの大作は苦手でした。やっぱり好みがシングル志向なんですね。

◆歌詞ですが、内容はリッチーが「追っかけ女」に悩まされて作った曲で、実際にモデルとなったスゴい「Starstruck」がいたみたいです。リッチーのバイオグラフィーによると、フランス人の「ミューレイ(Muriel)」という女性らしい。ヨーロッパ公演中、どの国でも現れ、また自宅をつきとめられ、庭のやぶの後ろに隠れてるのがわかったので犬をけしかけたなんて話もあるようです。 

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◆本日4月5日ははドラマーであるコージー・パウエルの命日。ウィキペディアによると、"1998年4月5日未明、イギリス・ブリストル郊外の高速道路にて、サーブ9000ターボをシート・ベルトをせず酩酊下で運転かつガールフレンドと携帯電話で会話しており、時速167kmで中央分離帯に衝突事故を起こし、この世を去る。"とあります。うーん、飲酒&携帯電話しながら運転とは…(-_-;) そして、人生50歳とは早すぎますよ。安らかにお眠りください。


◆1977年のドイツ(Munich)でのライヴ。Starstruck から Man on the Silver Mountain メドレー。ステージ上にRainbow(虹)がかかる!



「Rainbow On Stage」の方はLiveの始まりが「オズの魔法使い」のテープがかかり女の子の声で「she must be over the rainbow、Rainbow...Rainbow...」と入り、「Over the rainbow」から「Kill The King」のイントロ!これも興奮モノでした。 「Kill The King」はその後のアルバム「Long Live Rock and Roll」が発売されるまではアルバム未収録の曲だったのも輪をかけて人気曲になったと思います。 (でもこのライヴの興奮が1979年のレインボー札幌公演での痛ましい事故につながってしまうんですね...)