12月の洋楽関連のニュースでビックリしたもの。
ロッド・スチュワート、74歳にしてなお全英1位!!
ロッド・スチュワート、74歳にしてなお全英1位!!
ロッドのソロ・アーティストとして活動50周年を記念して出されたアルバム「ロッド・スチュワート・ウィズ・ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団」が3週で全英アルバムチャートで1位に輝きました。
ロッド、まだまだ現役ですね。ライヴツアーも精力的に行っているようです。
Songwriters:Grainger, Gary / Stewart, Rod
Lyrics c EMI Music Publishing
Released in 1978
US Billboard Hot100#22
From The Album“Foot Loose & Fancy Free”
(明日へのキック・オフ)
:原詞は太字
Ever since I was a kid at school
I messed around with all the rules
Apologized then realized
I'm not different after all
I messed around with all the rules
Apologized then realized
I'm not different after all
学校に通っていたガキの頃から
規則をすっかり破ってきたのさ
そのときは謝ったりするけど
結局反省の色なんてないんだよ
Me and the boys thought
we had it sussed Valentinos all of us
My dad said, "We looked ridiculous"
But boy we broke some hearts
俺と仲間達はみんな
ヴァレンティノ気取り
“その格好はおかしいだろ!”
そう親父にも言われたよ
でも実を言えば…失恋もしたのさ
In and out of jobs, runnin' free
Waging war with society
Dumb blank faces stare back at me
But nothing ever changed
仕事に就いたり辞めたり 自由気ままで
世間の目との戦いさ
黙ったうつろな表情の奴らに
じっと見られてたけど何も変わりゃしない
Promises made in the heat of the night
Creepin' home before it got too light
I wasted all that precious time
And blamed it on the wine
夜に愛し合う熱気のなかで約束を交わし
明るくなる前にこっそり家に帰る
貴重な時間を無駄にしてたよ
ワインのせいにしたりしながら
I was only jokin' my dear
Lookin' for a way to hide my fear
What kind of fool was I
I could never win
Lookin' for a way to hide my fear
What kind of fool was I
I could never win
俺はふざけていただけなんだ
怖がり屋の心を隠そうとしてたんだ
なんて馬鹿なヤツなんだろうね
そんなことしたってダメなのに…
怖がり屋の心を隠そうとしてたんだ
なんて馬鹿なヤツなんだろうね
そんなことしたってダメなのに…
Never found a compromise
Collected lovers like butterflies
Illusions of that grand first prize
are slowly wearing thin
Collected lovers like butterflies
Illusions of that grand first prize
are slowly wearing thin
妥協するのも嫌だったから
蝶々の収集のように綺麗な恋人を集めてた
最優秀賞を獲ったかのような幻想は
だんだんとほころび始めたんだ
蝶々の収集のように綺麗な恋人を集めてた
最優秀賞を獲ったかのような幻想は
だんだんとほころび始めたんだ
Susy baby you were good to me
Giving love unselfishly
But you took it all too seriously
I guess it had to end
Giving love unselfishly
But you took it all too seriously
I guess it had to end
スージーお前は俺に良くしてくれた
自己犠牲も厭わず愛してくれた
でもあまりにも真面目すぎたから
俺たち終わりにするしかなかったんだ
自己犠牲も厭わず愛してくれた
でもあまりにも真面目すぎたから
俺たち終わりにするしかなかったんだ
I was only jokin' my dear
Lookin' for a way to hide my fear
What kind of fool was I
I could never win, yeah baby
Lookin' for a way to hide my fear
What kind of fool was I
I could never win, yeah baby
俺はただおふざけで
若い時を過ごしてきたんだ
怖がり屋の心を隠そうとしてた
どんだけ馬鹿野郎なんだろうね
俺はやっぱり負け犬なんだな
…ベイビー
若い時を過ごしてきたんだ
怖がり屋の心を隠そうとしてた
どんだけ馬鹿野郎なんだろうね
俺はやっぱり負け犬なんだな
…ベイビー
Now you ask me if I'm sincere
That's the question that I always fear
Verse seven is never clear
But I'll tell you what you want to hear
That's the question that I always fear
Verse seven is never clear
But I'll tell you what you want to hear
そして今 お前は俺が誠実かを尋ねてくる
これこそいつも恐れていた質問なんだ
歌詞の7番はまだはっきりとしてないけど
お前が聞きたいなら話すよ
これこそいつも恐れていた質問なんだ
歌詞の7番はまだはっきりとしてないけど
お前が聞きたいなら話すよ
I try to give you all you want
But givin' love is not my strongest point
If that's the case it's pointless goin' on
I'd rather be alone
But givin' love is not my strongest point
If that's the case it's pointless goin' on
I'd rather be alone
お前が望むものはすべて捧げてきた
でも与える愛は俺は得意じゃないんだ
この意味のないことを続けるんだったら
独りでいるほうがむしろマシだよ
でも与える愛は俺は得意じゃないんだ
この意味のないことを続けるんだったら
独りでいるほうがむしろマシだよ
'Cause what I'm doin' must be wrong
Pourin' my heart out in a song
Owning up for prosperity
For the whole damn world to see
Pourin' my heart out in a song
Owning up for prosperity
For the whole damn world to see
だって俺のすることときたら
間違いに決まってるさ
心を込めて歌を歌うしかないんだ
白状すればそれも成功するためなんだ
それを見てるクソッタレの世界にね
間違いに決まってるさ
心を込めて歌を歌うしかないんだ
白状すればそれも成功するためなんだ
それを見てるクソッタレの世界にね
Quietly now while I turn a page
Act one is over without costume change
The principal would like to leave the stage
The crowd don't understand
Act one is over without costume change
The principal would like to leave the stage
The crowd don't understand
台本のページが今 静かにめくられる
衣装替えもなく第一幕は終了
主役は舞台を降りたがってるけど
聴衆はそんなことわからないんだよな…
衣装替えもなく第一幕は終了
主役は舞台を降りたがってるけど
聴衆はそんなことわからないんだよな…
(Words and Idioms)
mess round with=いじくりまわす
〈悪い仲間と〉かかわりあう
ridiculous=ばかばかしい
waging war=大戦
grand first prize=最優秀賞
owe up=すっかり白状する
prosperity=繁栄 成功
principal=主役
日本語訳 by 音時
◆この曲を聴くと、あの場面を思い出す…ってことよくありませんか?
僕の場合、この曲"I was only Joking"を聴くとあの場面が…。
それは…高校のときの○○を飲みながらの徹夜マージャン!なんかBGMがロッドの「明日へのキックオフ(Foot Loose & Fancy Free)」だったんですよね。あっ今思い出したんだけど、LPレコードではなくミュージックテープで持っていたのかもしれない。(シングル「You're In My Heart」とミュージックテープを持ってたんだ!)
Side-Bの“You Keep Me Hangin’OnからIf Loving You Is Wrongへ。そしてYou Got A Nerveでかなり気だるい感じになってきて…ギターの音色が…I Was Only Jokingのイントロです。それでもってこの歌詞“I Could Never Win”がマージャンをやってる時だったので“ぜってーに勝てねーよ!”と自虐的に面白かった!~それでこの曲の解説を終えるわけにはいきませんね(^▽^;)。
◆歌詞を読んでいくと...どのくらいが創作でどのくらいが真実なんでしょう。この曲はロックスター(ロッドを想像しちゃいます)の青春時代の振り返りから、今ステージに立つ心境を綴っています。彼の想いは…聴衆はわかっちゃくれないんですね。
スージーはとっても良くしてくれた女性だったようだ。これは実在のモデルはいるのでしょうか?年上の女性“マギー”と付き合ったあと“スージー”と?でもこの恋もはかなく…(なんて物語をこじつけてますね!)
ちなみに歌詞に出てくる“Valentinos all of us”のヴァレンティノは、1926年に31歳の若さで亡くなった“美男薄命”の“ルドルフ・ヴァレンティノ”のことでしょうね。(死因は胃潰瘍の手術経過が悪く…だそうです)エキゾチックな容姿で同時代のセックス・シンボルとして絶大な人気を誇りました。当時、劇場に出かける女性のほとんどが「彼がスクリーンから見つめる」という理由で綺麗に化粧をしていったといいます!(すごいね)
ちなみに歌詞に出てくる“Valentinos all of us”のヴァレンティノは、1926年に31歳の若さで亡くなった“美男薄命”の“ルドルフ・ヴァレンティノ”のことでしょうね。(死因は胃潰瘍の手術経過が悪く…だそうです)エキゾチックな容姿で同時代のセックス・シンボルとして絶大な人気を誇りました。当時、劇場に出かける女性のほとんどが「彼がスクリーンから見つめる」という理由で綺麗に化粧をしていったといいます!(すごいね)
◆“ただのジョークさ”が最高位22位を記録した週の全米チャートです。
US Top 40 Singles 24th June, 1978
US Top 40 Singles 24th June, 1978
1位はアンディ、シャドー団しんや。好きな曲多くてすでに和訳した曲が多数のチャートです!
-1 1 SHADOW DANCING –•– Andy Gibb
-2 3 BAKER STREET –•– Gerry Rafferty
-3 4 IT’S A HEARTACHE –•– Bonnie Tyler
-4 2 YOU’RE THE ONE THAT I WANT –•– John Travolta and Olivia Newton-John
-5 6 TAKE A CHANCE ON ME –•– Abba
-6 9 YOU BELONG TO ME –•– Carly Simon
-7 12 USE TA BE MY GIRL –•– The O’Jays
-8 10 LOVE IS LIKE OXYGEN –•– Sweet
-9 16 STILL THE SAME –•– Bob Seger
10 11 DANCE WITH ME –•– Peter Brown
-2 3 BAKER STREET –•– Gerry Rafferty
-3 4 IT’S A HEARTACHE –•– Bonnie Tyler
-4 2 YOU’RE THE ONE THAT I WANT –•– John Travolta and Olivia Newton-John
-5 6 TAKE A CHANCE ON ME –•– Abba
-6 9 YOU BELONG TO ME –•– Carly Simon
-7 12 USE TA BE MY GIRL –•– The O’Jays
-8 10 LOVE IS LIKE OXYGEN –•– Sweet
-9 16 STILL THE SAME –•– Bob Seger
10 11 DANCE WITH ME –•– Peter Brown
22 28 I WAS ONLY JOKING –•– Rod Stewart
◆この曲のOfficial PVです。
◆Rod!The crowd understand Sing-a-long!(マンチェスターでのライヴ2010)
コメント
コメント一覧 (10)
納得できる訳詞ですね♫
益々この曲が好きになりました。
(PS)英文法を無視はしませんが、アーティストの大意を想像して、雰囲気で訳してしまう箇所もあったりするかもしれません。その場合はお許しください(^_^;)。
どうしてそう訳されたのか分かって良かったです。
ありがとうございました(*^-^*)
あ、簡単な自己紹介を。
小学生の時から洋楽が好きな20代です。
和訳を始めたのは高校生の時からなので
まだまだ訳してみたい歌がいっぱいありすぎて
困っています(笑)
丁寧に質問していただきましたが、正直、英文法に自信を持って答えられません(^_^;)。
それでも和訳を披露した手前、どのようにその訳にたどり着いたかというと、少し語句を追加して考えました。
we had it (all) sussed (out) Valentinos
俺たちはイカしたヴァレンチノをすべてわかったつもりになって
そのあとの
all of us (アス) は had it sussed (サス) と韻を踏むために入れた語句と解釈しました。
“ヴァレンチノ気取り”はかなりの意訳ですかね。失礼しました。
英語に詳しい方がいらっしゃったら添削願います(^_^;)。
和訳サイトを探してここにたどり着きました。
分からないのは以下の文です。
Me and the boys thought we had it sussed Valentinos all of us.
どうして
「ヴァレンティノ気取り」という訳になるのでしょうか。
特にwe以降の文構造が良く分からないのですが。
スラングかなんかでしょうか。
めんどうくさい質問でごめんなさい。
ご迷惑でなければ
お答えいただけないでしょうか。。。
ロッドの曲の中では1番です。
「ただのジョークさ」なんていう、とぼけたタイトルですが、
曲調からして、結構、シリアスなことを歌っているんだろうな、
なんて勝手に想像していました。
このように歌っていたんですね。
想い出がかぶることも多いはずです。また“あるある”と思われたらリアクションくださいね笑。
もしや音時さん、私(1962生)とドンピシャ同世代なのでは?
当時の男子高校生の娯楽と言えばやっぱ徹マンですよねー。
私もロッドのLPを、それこそレコードがすりきれる程聞きながらよく徹夜マージャンをしていました。
以前妻に、うちのブログ【三毛猫の副料理長ハナちゃん繁盛記】に書かれてしまった事があるのですが、六つ年下の妻はロッドスチュワートを【ロッド】と言うと、いつも「友達かっ」と突っ込みを入れてきます。
でも私たち世代にはやっぱり【ロッド】がしっくりきますよねー!