1998年公開の映画「You've Got Mail」は公園のシーン、ニルソンの歌う"Over The Rainbow"でハッピーエンド!そのあとエンドロールでこの曲が流れます。キャロル・キングの"Anyone At All"。相手を思う気持ちが込められた素敵な曲ですね。

冒頭のビデオのキャロルが子どもたちと歌う場面は映画には出てきません(DVD購入者の特典映像のようです)

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◆映画「You've Got Mail」のあらすじは…

 キャスリーンは、母親の代から続く小さな絵本の店を経営している。彼女は“ショップガール”というハンドルネームを持ち、顔も知らない“NY152”というハンドルネームの男性とメールのやり取りをすることを日々の楽しみにしていた。彼女の本屋の近くに大手の本屋チェーンがオープンするが、その経営者が実は“NY152”のジョーであった。彼も“ショップガール”とのメール交換を心の糧にしていたが、二人は顔を合わせると喧嘩が絶えなかった。そんなときキャスリーンは“NY152”から直接会わないかと提案される……。(allcinema ONLINE)

 脚本・監督はノーラ・エフロン。「心みだれて(Heartburn)」「恋人たちの予感(When Harry Met Sally...)」の監督でもあります。主演のトム・ハンクスとメグ・ライアンは1993年公開の「めぐり逢えたら(Sleepless in Seattle)」と同じ顔合わせです。

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Songwriters
 KING, CAROLE / SAGER, CAROLE BAYER
Lyrics c Warner/Chappell Music, Inc.

Released in 1998
From The Album"You've Got Mail"soundtrack

:原詞の引用は太字

Funny how I feel more myself with you
Than anybody else that I ever knew
I hear it in your voice,
see it in your face
You've become the memory I can't erase

なんだかおかしいの
私の知ってる誰よりも
あなたといると楽しい気持ちになれる
あなたの声を聞くと
あなたの顔を見るとわかる
あなたは消せない想い出になった

You could have been anyone at all
A stranger falling out of the blue
I'm so glad it was you

あなたはきっと「誰か」だったかもしれない
突然飛び出してきた見知らぬ人
それがあなたでよかった

It wasn't in the plan,
not that I could see
Suddenly a miracle came to me
Safe within your arms,
I can say what's true
Nothing in the world
I would keep from you


思ってもいなかった
事前にわかることでもなかった
突然 奇跡が私に訪れたの
あなたの腕なら安心して
私は本当のことを口にできる
あなたに隠しておくことなんて
この世にひとつもないのよ

You could have been anyone at all
An old friend calling out of the blue
I'm so glad it was you


あなたはきっと「誰か」だったかもしれない
突然立ち寄った懐かしい友達
それがあなたで本当に嬉しいの

Words can hurt you, if you let them
People say them and forget them
Words can promise,
Words can lie
But your words make me
feel like I can fly


言葉が傷つけることもある そのつもりなら
誰もが口にしたことを忘れてしまう
言葉は約束もすれば
嘘にもなるの
でもあなたの言葉は私を
空を飛べる気分にさせてくれる

You could have been anyone at all
A net that catches me when I fall
I'm so glad it was you


きっと「赤の他人」で終わってたかもしれない
落ちる私を受け止めてくれた安全網
それがあなたで本当によかった

You could have been anyone at all
An old friend calling out of the blue
I'm so glad it was you

「誰か」で終わってたかもしれない
突然立ち寄った懐かしい友達
それがあなたで本当によかった

Anyone at all
Anyone at all
Anyone at all
So glad it was you

きっと「誰か」のままだったかも
きっと「誰か」のままだったかも
「誰か」ではなくて
それがあなたで本当によかった…

(Words and Idioms)
feel oneself=気分が良い、調子が良い、本調子である、健康だ
could have been=~したかもしれない
at all=((肯定文))ともかく
call=立ち寄る、ちょっと訪問する

日本語訳 by 音時

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◆映画のなかの二人…メールでのやり取りから、肩書や立場ではなく、まずはお互いの考え方や人間性を知ることができました。「偶然」「突然(out of the blue)」の出会いだったんですね。

You could have been anyone at all
「あなた」は特別な存在とはならず、単なる「誰か」で終わってたかもしれない、んですね。否定文での"at all"は"ちっとも~でない"と訳すのかと思いますが、肯定文の場合は難しいな。「~だったかもしれない」のを強調しているんだろうと思います。なかなかうまく表現できないので和訳には強調の意味で"きっと"をつけましたがもう少しいい日本語にできないかな(-_-;)。

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◆この映画はなんでも1940年に製作されたエルンスト・ルビッチ監督の「桃色の店」」(The Shop Around The Corner)のリメイク作品とのこと。時代を反映して元映画の「手紙で文通」の設定が「インターネットでメール」に置き換えられたそうです。

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 映画「ユー・ガット・メール」は原題だと「You've Got Mail」で、過去形ではなく過去完了形。メールの受信を知らせてくれる音声ですね。そして"あなたはメールをすでに受信してたじゃないの"="あなたを知ってる人は、すでにあなたのそばにいるんじゃないですか?"ってニュアンスなのかな。

この映画の時代背景にはまだ携帯・スマホは出てこない「PCでメールをやり取り」する時代。SNSもリアルタイムで、一言二言でのコミュニケーションが主流。この映画のようなロマンチックな状況はなかなか生まれないかな…(-_-;)←おやじですね。

◆映画「You've Got  Mail」のシーンを散りばめて…



◆映画のオープニングはこの曲から。ニルソンの"The Puppy Song"."子犬が飼えたら幸せなんだけどなあ…"ワンちゃんが好きな方は必見のビデオ!?



◆映画"You've Got Mail"の予告ムービークリップです。


(この記事で参考にしたページ)
・Wikipedia ユー・ガット・メール
・allchinema