フィリス・ハイマンの「Old Friend」。

この曲の作詞はホイットニー「The Greatest Love Of All」と同じくリンダ・クリードさんとのこと。

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リンダ・クリード(Linda Diane Creed、結婚後はリンダ・エプスタイン、Linda Epstein)さんは、70年代のフィラデルフィアソウルの曲から80年代、1986年に天国に召されるまでの間に本当に胸を打つ歌詞を書かれましたね...。R.I.P...。

◆それではフィリス・ハイマン「Old Friend」の歌詞と日本語訳です。

Old Friend


Written By
Thom Bell & Linda Creed

Released in 1986
US Billboard R&B Chart#14
From The Album“Living All Alone”

:原詞の引用は太字

A million times or more I've thought about you
The years of tears the laughter things we used to do
Of memories that warm me like a sunny day
You touched my life in such a special way

百万回かそれ以上 あなたのことを思ってた
涙を流した年月 一緒に過ごした楽しい出来事
まるで晴れた日のように私を温めてくれる
あなたはそんな特別なやり方で
私の人生に触れてくれた 

I miss the way you run your fingers through my hair
Those crazy nights we cuddled in your easy chair
Oh no, I won't let foolish pride turn you away
I'll take you back whatever price I pay

髪をとかしてくれたあなたの指が恋しい
素敵な夜 イスでくつろいで抱き合った私たち
愚かなプライドで
あなたに後ろを向かせやしない
あなたを連れ戻す どんな代償を払ってでも...

Old friend
it's so nice to feel you hold me again
No it doesn't matter where you have been
My heart welcomes you back home again


親愛なるあなた
また抱きしめてくれて嬉しいの
どうでもいいわ どこに行っていたかなんて
心が喜んでならないの 
また帰ってきてくれたことが...

Remember those romantic walks we used to take
You held my hand in such a way my knees would shake
You can't imagine just how much I've need you
I've never loved someone as I love you


覚えてる? 
どきどきしながらよく散歩したことを
あなたが手を握り 私はヒザが震えてしまう
想像できないでしょ? 
どれだけあなたが必要かなんて
こんなに人を愛したことはなかったわ
あなたを愛するように...

Old friend
it's so nice to feel you hold me again
No it doesn't matter where you have been
My heart welcomes you back

Old friend
this is where our happy ending begins
Yes I'm sure this time that were gonna win
Welcome back into my life again


大切なあなた 
また抱きしめてくれて嬉しいの
関係ないわ どこに行っていたかなんて
私の心が歓迎してる 
あなたが戻ってくれたこと

親愛なるあなた
私たちの幸せな結末はここから始まるの
そう 確信してる 今度は絶対にうまくいくって
感謝してる また戻ってきてくれたことに

Yes I've tried to live my life without you
Knowing I had lost my closest friend
Though I fell in love from time to time
Knowing I would never find
The kind of love I had when you were mine


そうよ 私 あなたなしで生きていこうとしてた
一番近しい友を失ったと わかったうえで
でもときどき 何度か恋をしたけど
見つけるこなど そもそもできやしなかった
あなたと感じてたような素晴らしい愛は...

Old friend
it's so nice to feel you hold me again
No it doesn’t matter where you have been
My heart welcomes you back

Old friend
this is where our happy ending begins
Yes I'm sure this time were gonna win


やっぱり私にはあなた
あなたにまた抱きしめられて 夢のよう
時が経っても変わったりしない
だって私の心は またあなたを歓迎してるから

ずっと大切なあなた
私たちの幸せな結末はいまここから始まるの
そうよ 今度こそ 私たちきっと大丈夫だから

Welcome back into my life again
Welcome back into my life again
Welcome back into my life again

ようこそ また私のもとへ...
私の人生に戻ってきてくれたあなたに
私はとっても感謝しているの...

(Words and Idioms)
cuddle=(愛情をこめて)抱き締める.
from time to time=時々/たまに

日本語訳 by 音時

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◆はい、"Old Friend"...このシンプルなタイトルにもなっている語をどう訳すのか、これがとても難しかったです。

サイモン&ガーファンクルに同名異曲"Old Friend"がありますが、これは邦題が「旧友」。またこのブログで過去に和訳したエリック・クラプトンの「Hello Old Friend」、この曲はこんな風に和訳しています。

 でも歌詞を全部トータルで味わってみると、やっぱりこの曲で歌われる"Old Friend"は「旧友」ではなく"知り合って長く、自分も相手もお互いに良く知っている 愛してるひと"なんでしょうね。

 途中で二人は別れてしまったこともあるけれど、また戻ってきてくれた相手。そんな"恋人"にあえて"Old Friend"と呼びかけて、「私にはやっぱりあなた」「お互いに良く知ってる友だちのような関係」、さらに言えば「これまでもこれからもずっと大切なひと」という意味合いを込めているように思います。(そんな考えで、かなり意訳をしてしまいました...)

◆僕がフィリス・ハイマンを知らなかったのは、やっぱり全米トップ40ヒットがなかったから...なんだろうな。彼女のことはこちらのブログで詳しく書いていらっしゃる方(ディスコ堂さん)のWebサイトを参考にさせていただきました。ありがとうございました。
 そして僕にとってさらに衝撃だったのは、フィリスさん、1995年6月にすでに亡くなられていたんですね(享年45歳)。「疲れてしまった...」という遺書を残して...。彼女の人生のいろんなものがあったようですね...。ご冥福を祈ります。

◆さて、この曲は今年の10月にホイットニー「The Greatest・・・」に"フリットミストさん"にコメントをいただき、和訳をお約束した曲でした。
 フリットミストさんは、この曲が"最も好き"ということでプレッシャーがかかり(^▽^;)、和訳の神が降臨するまで2カ月かかりました。
 
 お待たせしました。和訳の神は降臨したのかどうか?あいまい(^▽^;)ですが、気に入っていただければ嬉しいです。こんな素敵な曲を教えていただいたことに感謝しています。


◆フィリスは、たくさんの大切なひとを思い浮かべ涙を流しながらこの曲を歌います(こちらは日本でのブルーノート東京でのステージの模様)。




◆"Old Friend"が収録されたフィリスのアルバム「Living All Alone」にはボビー・コールドウェルのカバー"What You Won't Do For Love"も収録されているんですね。