ABBAがスウェーデンでデビューしたときは、まだ"ABBA"というグループ名ではありませんでした。4人は自分たちの名前を並べた"ビヨルン&ベニー、アグネタ&アンニ・フリード"という名前でシングルやアルバム「リング・リング」を発売していました。(アンニ・フリードがこの後で"フリーダ"になります)

◆"ABBA"というグループ名

 2枚目のアルバム「恋のウォータールー」の発売に際して、グループ名は"ABBA"となります。彼ら・彼女らが"ABBA"を本格的に正式に使い始めたのは1974年の「ユーロヴィジョン」コンテストに参加したときからでした。

 ちなみに"ABBA"のグループ名はマネージャーのスティッグが4人の頭文字をとってみたらどうかと提案したそうです。A=アグネタ、B=ビヨルン、B=ベニー、A=アンニ・フリード、というわけです。いったんはそのように決まったもののスウェーデンの魚加工会社で"Abba"という会社が実際に存在していて、この会社に同じ名称を使っていいかどうか、確認してOKをもらったそうです!(^▽^;) もしこの会社がNGをだしてたら、"BABA"(ババ)や、"BAAB"(バーブ)になっていたのかもしれません!


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◆この曲"HASTA  MANANA"について

 スウェーデン予選を勝ち抜いて、ユーロヴィジョンコンテンストへのエントリー曲について、ABBAとスティッグは色々と考えたようです。一般的にはこのコンテンストに有利なのは"ミドルテンポのバラード"が評判よくて、その路線で打ち出すのが当初の方針でした。

 カナリヤ諸島に休暇に出かけたスティッグがスペイン語の"アスタ・マナーナ(また明日)"という挨拶を繰り返して聞くうちに、『曲のタイトルにいいかもな』と考えがひらめいたそうです。この曲は当初のタイトルは"Who's Gonna Love You?"だったそうですが、急遽、スペイン語のこのタイトルを採用しました。 ボーカルはアグネタのソロとしました。アグネタは曲の解釈に際し、ふさわしいムードとして彼女が十代の頃のアイドル、コニー・フランシスから刺激を受けたそうです。

 しかし、彼らは最終的にエントリー曲は"アスタ・マナーナ"ではなく、"ウォータールー"を選びました。コンテストの聴衆からするとバラードの方が期待に近いものでありましたが、コンテンストの伝統に対する挑戦、を決意したのです。ABBAはユーロヴィジョン・ソング・コンテストにおけるロックン・ロールの旋風を巻き起こすつもりでした!

*さて、4人の運命はどうなった?   はい、見事 優勝です!(^▽^)/
(このあたりのことは、いつか和訳する「恋のウォータールー」にて)

◆この曲がなぜ邦題で「落葉のメロディー」と付けられたんでしょうかね...?

 おそらく、なんとなくセンチメンタルなメロディから物悲しい秋を連想、そして、"Where is the spring and the summer"...(春や夏はどこに行ったの?)って歌詞から、今はもう秋(誰もいない海...)となったんでしょうね。


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Songwriters
 ANDERSON, STIG / ANDERSSON, BENNY GORAN BROR / ULVAEUS, BJOERN K.
Lyrics c Universal Music Publishing Group, EMI Music Publishing

Released in 1974
Swedish Singles Chart#1
From The Album"Waterloo"

:原詞は太字

Where is the spring and the summer
That once was yours and mine
Where did it go
I just don't know
But still my love for you
will live forever

あの季節は春や夏だった
そこで あなたと私はお互いのものだった
どこに行ってしまったのかしら
私にはわからない
でもまだ あなたへの愛は
永遠に生きているの

Hasta manana
'til we meet again
Don't know where, don't know when
Darling, our love was much too strong to die
We'll find a way
to face a new tomorrow

"また明日"
私たちがもう一度会える日まで
どこで会える いつ会えるかわからないけど
強い私たちの愛は色あせないわ
私たちは新しい明日を
見つけられるはず

Hasta manana
say we'll meet again,
I can't do without you
Time to forget, send me a letter
Say you forgive, sooner the better
Hasta manana, baby,
hasta manana, until then


"また明日"
私たちまた会えるってそう言って
あなたなしではいられないの
忘れそうになったら 手紙を書いてね
許すと言って 早めにお願い
"また明日" ベイビー
"また明日" その時が来るまで

Where is the dream we were dreaming
And all the nights we shared
Where did they go?
I just don't know
And I can't tell you
just how much I miss you


私たちが夢見た夢はどこに行ったの?
二人で過ごした幾つもの夜も
みんなどこに行ってしまったの?
私にはわからない
私があなたをどれだけ思ってるか
とても口には出せないの

Hasta manana
'til we meet again
Don't know where,
Don't know when
Darling,
Our love was much too strong to die
We'll find a way
to face a new tomorrow


"また明日"
私たちがもう一度会える日まで
どこで会える
いつ会えるかわからないけど
強い私たちの愛は色あせないわ
私たちは新しい明日を
見つけられるはず

Hasta manana,
say we'll meet again,
I can't do without you
Time to forget, send me a letter
Say you forgive, the sooner the better
Hasta manana, baby,
hasta manana, until then


"また明日"
私たちまた会えるってそう言って
あなたなしではいられないの
忘れそうになったら 手紙を書いてね
許すと言って 早めにお願い
"また明日" ベイビー
"また明日" その時が来るまで

Hasta manana,
say we'll meet again,
I can't do without you
Time to forget,
send me a letter
Say you forgive,
the sooner the better
Hasta manana, baby,
hasta manana, until then


"また明日"
私たちまた会えるってそう言って
あなたなしではいられないの
忘れそうになったら 手紙を書いてね
許すと言って 早めにお願い
"また明日" ベイビー
"また明日" その時が来るまで

(Words and Idioms)
Hasta=~まで
Mañana=明日、朝

日本語訳 by 音時

落葉のメロディ

まだクレジットが「アバ(ビョルン&ベニー)」でしたね。でもこのジャケット、「落葉のメロディー」というタイトル・曲からはだいぶ違いますね(^▽^;)。
 ネットで画像を検索したら別ショットもありましたよ。うーん、この衣装、何者?誰がデザインしたんだろうなあ(笑)

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◆オール・ジャパン・ポップ20では「落葉のメロディー(Hasta Manana)」は最高位6位でした。

1位はミッシェル・ポルナレフ。日本で強かったなあ。2位はエルトン共演のジョン・レノン。3位「悪夢」は"You Haven't Done Nothing"。ジャクソン5がバックで踊る!7位スージー、この曲カッコいいんだよな。10位はバドカン。
(1974年12月第4週  文化放送での放送日 )

-1 悲しきマリー ミッシェル・ポルナレフ 
-2 真夜中を突っ走れ ジョン・レノン
-3 悪夢 スティービー・ワンダー 
-4 ビッチ・イズ・バック エルトン・ジョン 
-5 ミッドナイト・トレイン スリー・ディグリーズ 

-6 落葉のメロディー アバ
-7 ワイルド・ワン スージー・クアトロ 
-8 プリーズ・ミスター・ポストマン カーペンターズ
-9 悲しみのヒーロー ペーパー・レイス  ヘイウッズ
10 キャント・ゲット・イナッフ バッド・カンパニー  

◆デビー・ブーン「恋するデビー(You Light Up My Life)」のシングルB面はデビーが歌う「落葉のメロディー」でした。




(この記事で参考にしたページ)
・Wikipedia Waterloo
・やっぱりABBA!(東山凛太朗著;牧歌社)


◆【秋うた】邦題その11 「落葉のメロディー」 小林麻美さん

アバとタイトル同名異曲として小林麻美さんの「落葉のメロディー」があるぞ。"落葉が雨を濡らすよな、それは冷たい午後でした。私はひとり駅に立ち…♪"




◆秋うた邦題 その12 「金木犀の夜」きのこ帝国