大学生のときは、FMヨコハマをよく聴いていて、この曲はその時にかかって一発で気に入った曲。
シンガーの歌い方から、だんだんと高ぶってくる想いを、キーボードの演奏がさらにかき立てていくような...熱烈なラヴ・ソング。
    曲が終わったあとで、DJが「アル・クーパーの"ジョリー"でした」と紹介。

◆"アル・クーパー"という名前は知っていました(一時期はアリス・クーパーと混同していましたが)。
ボブ・ディランの名曲「ライク・ア・ローリング・ストーン」で"キーボードを弾いた人"という話、そうだなあ、ボブ・ディランと一緒に活動していたミュージシャンという印象があったけど、自分でも曲を書き、アルバムを出していたのをあまり知ってはいませんでした。

 この曲「ジョリー」はアルの6作目のアルバム「Naked Song(赤心の歌)」(1972年)に収録された曲で、アルのウィキペディアには「日本で特に愛された曲」とありました。そうかだから10何年も経って、DJはあの頃FM局でかけたんだろうな。

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◆なんでも「ジョリー」というのは、なんとクインシー・ジョーンズの娘さん。当時、アルと熱愛関係にあったといいます。クインシーの顔が女性になったところを思わず想像(^▽^;)してしまいました...。

「ジョリー」に対して、これだけ愛する感情を狂おしいほどに歌と演奏で表現できるアル・クーパー。やはり天才なんじゃないかなと思います。


AlCooper


(Al Cooper)

Released in 1972
US Billboard Hot100#
From The Album“Naked songs(赤色の歌)”

:原詞は太字

When I was coming down from someone else ya know
You took my hand
You pushed me up, you pulled me out
Ya done me good do ya understand?

No one else around could have saved me
Oh Jolie ya shone just like the sun
And like the dead you came 
and you raised me
Oh Jolie look at what you done... baby!!

誰かさんとの恋が終わったとき そうさ
きみが僕の手を取ってくれた
きみは僕を高ぶらせ 僕を引き出してくれ
それで僕は元気になったんだ わかるかい?

まわりにいた誰一人として
僕を助けてくれなかった
ああ ジョリー きみは太陽のように輝いていた
死んだようだった僕 
きみがきて持ち上げてくれた
ああ ジョリー
きみがしてくれたんだ ベイビー!

You may be young but you got so much more
Than any girl I know
And I see your face most every place
Don't make no difference where I go

きみは若いかもしれないけど 
きみは僕の知ってるどんな女の子より
たくさんのものを持ってるのさ
どこに行ったってきみの顔が浮かぶんだ
どこへ行こうと同じことなんだ

So lets not fall so fast that we get crazy
Oh Jolie will ya think of me?
And when your picture of me gets a little hazy
Ya know Jolie its only you I see, Jolie!

こんなに早く恋に落ちるなんて
僕たちおかしくなってしまうよ
ああ ジョリー 
僕のことを想ってくれてるのかい?
きみが持ってる僕の写真が
すこしばかり色あせても
そうさ ジョリー 
僕の目に映るのはきみだけさ ジョリー!

No one else around could have saved me
Oh Jolie ya shone just like the sun
And like the dead you came 
and you raised me
Oh Jolie look at what you done
Look at what you done

まわりにいた誰一人として
僕を助けてくれなかった
ああ ジョリー きみは太陽のように輝いていた
死んだようだった僕 
きみがきて持ち上げてくれた
ああ ジョリー 見てごらん
きみがしてくれたんだよ

Baby!
Jolie, I love you

ベイビー
ジョリー 愛してるんだ

日本語訳 by 音時

JolieAl



◆アルバム「赤色の歌」から「君はどこへ...(Where were you When I need you)」





◆アルが結成したいたバンド"Blues Project"のアルバム「Projections」から"ウェイク・ミー・シェイク・ミー"。アルはやっぱり天才だなあと感じるライブです。



◆ジョン・メレンキャンプの歌う「Like a rolling stone」。キーボードはアル・クーパー!
登場してくる女性ボーカルがテンション高すぎで、ジョンが呆れてるカンジ...(-_-;)