過ぎていく夏。明日から9月ですね。
 ロッドの色男ぶり全開!の曲です。

 この曲は好きだったなあ。アルバム「スーパースターはブロンドがお好き(Blondes Have More Fun)」は、「アイム・セクシー(Da Ya Think I'm Sexy?)」が目立ったけど、小粒だけどいい曲は沢山入っていました。なかでもB面の「Attractive Female Wanted(邦題“求む、いい女”!)」「Blondes Have More Fun」のへんな曲とウルサい曲のあと、南国リゾートに行ったようなアレンジの曲が始まる。それがこの曲。

 「僕には本物の恋が見つからないんだ、それもどこにもね!(Nowhere around!)」と叫ぶ所が印象的でした。そして「wait until next year...」と余韻を持って結ばれる。(すると、「Standing in the shadows of love…」と次の名曲が始まる)

 歌詞は…娼婦さんとのひと夏のアバンチュールの歌...でしょうか。はい。今回のお相手の名は“ジュリア”。“マギー”(Maggy May)でも“リタ”(Stay With Me)でもありません。でも、これまでの女性と違ってたのは、本気に好きになりかけてしまったこと。ただ、好きになりかけると...突然、彼女はいなくなって、取り残されてしまうこと。はっきり言おう、自業自得だと!来年もお前は同じこと繰り返すんかい!←ロマンチックないいムードの歌が台無しだ! 

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◆共作のクレジットにロッドとベーシストのフィル・チェンの名前が載っています。フィルはスタジオミュージシャンでジェフ・べック・グループ時代からロッドとは交友があったようですね。この頃のロッド・スチュワートバンドの写真でも中国の方かな?とわかる異色の存在のフィル。wikipediaを見ると「chinese-Jamaican」と書かれていた。ジャマイカの血も流れてるのか。そのフィルの存在がこの曲の歌詞やアレンジに生きたのかなと思います。

まだ残暑厳しい折ですが、お身体にご自愛ください。
Maybe I'll wait until next year, next year, next year...


Rod_Stewart_-_Blondes_Have_More_Fun_(album_cover)

Songwriters: Chen, Phil / Stewart, Rod
Last Summer lyrics © EMI Music Publishing

Released in 1978
From The Album"Blondes Have More Fun"

:原詞は太字

Sipping a sangria with a girl named julia
Hot jamaican sand beneath our feet
She purred like a cat in a panama hat
She said my passport picture was unique
I said I did impersonations would you like to see
Turned around to buy her one more round

ジュリアって名前の女の子と
サングリアをちびちび飲んでたんだ
ジャマイカの熱い砂の上でね
パナマハットの彼女が僕の耳元で囁く
可愛い子猫が甘えてるみたいさ
僕のパスポートの写真がヘンな顔って言うんだ
僕は役を演じてたんだよ 確かめてみたい?
もう一回彼女とたわむれたいなって思って
振り返ったんだ

Then suddenly she disappeared
Like I feared with another guy
Love always seems to let me down
Can be found anywhere around


すると突然 彼女は消えてしまった
別なヤツとどっか行っちゃったのかな
女の子を好きになると結局落ち込むんだ
本物の恋は探してもどこにも見つからない

The carnival had passed
And my heart was beating fast
All these married women, it aint fair
Nervously I said would you like to come to bed
A cold silence pierced the evening air
Instantly she recognized my insecurities
Changing subjects quickly I agreed


カーニバルが過ぎてったけど
僕の心臓の鼓動は波打ってる
結婚している魅力ある女性たち
そんなの不平等だよ...
イライラしながら ベッドに誘っても
冷たい静けさが夜の空気に立ちこめるだけさ
彼女は不安な僕を察してくれてすぐに
話題を変えてくれた
僕もそれがいいと思ったんだ

Then suddenly she disappeared
Like I feared with another guy, oo baby
Love always seems to let me down
Can be found anywhere around
Nowhere around


すると突然 彼女は消えてしまった
別なヤツとどっか行っちゃったのかな
女の子を好きになると結局落ち込むんだ
本物の恋はどこを探しても見つからない
どこにもないんだよ

The tourist had all gone, winters coming on
The hotel chambermaid didn't seem to care
Sharing a pina colada we broke into laughter
Ill never know how we made it up the stairs
We spent the night together
And she woke up in my arms
Kissed me tenderly and said goodbye


旅行客の姿はもう見えない
冬がもう来ているんだよ
ホテル客室係のメイドもやる気ないみたい
ピニャコラーダを一緒に飲んでたけど
おかしくて吹き出しちゃったよ
僕らが上階で愛し合ったことも
忘れちゃったみたいだよ
その後 僕らは夜を一緒に過ごし
彼女は僕の腕のなかで朝を迎えた
やさしくキスをしてくれて
そして...サヨナラって

Then suddenly she disappeared
Like I feared with another guy, oo baby
Love always seems to let me down
Can be found anywhere around
Nowhere around


そしてまたも突然 彼女は消えてしまった
別なヤツの元へ行っちゃったのかもね
恋しても…僕はいつもがっかりさせられるみたいだ
本物の恋はどこを探しても見つからない
本当にいつもそうなんだよ

Love always seems to let me down
Maybe I'll wait until next year,
next year, next year

恋してもがっかりすることばかり
来年の夏まで僕は待たなきゃいけないね
来年 そう来年の夏
また会えるといいね

(Words and Idioms)
sip=ちびちび飲む
sangria=フレーバードワインの一種
purr=猫のようにのどをゴロゴロならす
=行為の後でいちゃつく
impersonation=役を演じること 声色
Nervously=神経質に いらいらして
pierced =穴のあいた
insecurity=不安感
chambermaid=客室係のメイド
break into laughter=笑って吹き出す

日本語訳 by 音時

BlondesRod



(PS)歌詞に出てくるカクテル、サングリア、うまそうだな。



もうひとつ、ピニャコラーダも歌詞に出てくるカクテル名。こちらはルパート・ホルムス「エスケイプ」で有名になりました。和訳記事をご参照ください。