"Too Hot"はクール&ザ・ギャングが1979年にリリースしたアルバム"Ladies’Night"からのセカンドシングル。全米シングルチャートで5位のヒットになりました。

アルバムタイトル曲”Ladies' Night”が8位止まりだったので、それを上回るヒットに。彼らには、1973年の"Jungle Boogie"(最高位4位)や1974年の "Hollywood Swinging"(最高位6位)のトップ10ヒットはありますが、その頃は僕はまだ洋楽を聴いてなかった頃なので、"Ladies’Night"で彼らを知り、"Too Hot"は大人っぽいバラードでエアチェックしたカセットでよく聴いてました。

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◆訳すまでは二人のなかがどうしようもないアツアツで相思相愛って歌かと思っていました。
リッキー・マーチンを"アーチーチー、アーチー! "とHIROMI GOが歌っていたときも、"Too Hot"ってことね、なんて思ったり(関係ないか)。

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でも・・・"Too hot"って「すぐカッとなる」「後先構わず熱くなってしまう」ことなんでしょうね。最初は"Too hot lady"と歌っているので、「すぐカッとなる女性」のことを歌ってるのかなと思いましたが、"Too hot"と"lady"のあいだに「、(カンマ)」が入っているので、"lady"は単なる呼びかけ?でしょうか。若かりし頃の自分たちのことを想い出して歌ってると解釈しまし。考えてみると曲調も別れの歌っぽいし、間奏のサックスの音色も哀愁を帯びてるし…(^▽^;)。
でも歌詞ではその両方をかけているんでしょうね。かつてアツアツだった二人、とすぐカッとなってしまった二人、ということで。このへんも洋楽の歌詞の面白さだなと思っております。(歌詞に出てくる当人達にはシャレにならないけど)


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Songwriters BROWN, PHIL
Lyrics c Warner/Chappell Music, Inc.

Released in 1980
US Billboard Hot100#5
From The Album"Ladies' Night"

:原詞は太字

At seventeen we fell in love
High school sweethearts
Love was so brand new


17歳のとき 僕らは恋に落ちた
ハイスクールの恋人達
ピカピカの新しい恋だったんだ

We took the vows of man and wife
Forever, for life


僕らは結婚の誓いをたてたのさ
人生をかけて 永遠に…

I remember how we made our way
A little patience,
the time we prayed
Can't imagine that this love is through
Feeling the pain, girl,
when you lose


僕らがどうやってきたか覚えてる
ちょっと我慢しあって
祈りを捧げたりしてきた
この恋が終わるなんてことは
想像もしてなかったのさ
心が痛むんだよ ねえ
失ってしまったら

Oh, it's too hot,
too hot, lady
Gotta run for shelter,
gotta run for shade
It's too hot,
too hot, lady
Gotta cool this anger,
what a mess we made


ああ 熱すぎちゃう
すぐ熱くなってしまったんだよね
シェルターに逃げ込まなきゃ
物陰に逃げ込まなきゃダメさ
熱すぎちゃう
熱くなりすぎちゃった僕たち
怒りを静めなきゃいけないよ
僕ら大変なことをしてしまったんだ

So long ago
You were my love
Oh, my love


もう昔になっちゃったのか
きみは僕の恋人だったのに
ああ 愛しいきみ…

Flyin' high,
we never took the time
To stop and feel the need
Funny how those years go by
Changing you,
Changing me


有頂天だったんだ
時間なんてかからなかったね
立ち止まって大切なことを感じるのに
悩んでたのが嘘のようだね
年月が瞬く間に過ぎていき
きみを変えてしまい
僕を変えてしまったのさ

I remember love's fever
in our hearts, girl
And in our minds
Can't imagine that this love is through
Feeling the pain, girl,
when you lose


覚えてるよ恋の熱気が
僕らの胸にあったこと
僕らの頭にあったこと
この恋が終わるなんて信じてなかったんだ
心が痛むんだよ ねえ
失ってしまったら

Oh, it's too hot,
too hot, lady
Gotta run for shelter,
gotta run for shade
It's too hot,
too hot, lady
Gotta cool this anger,
what a mess we made


ああ 熱すぎちゃったんだ
熱しやすかった僕たちさ
シェルターに逃げ込んで冷やさなきゃ
物陰に逃げ込まなきゃダメさ
熱すぎちゃう
すぐカッとなっちゃう二人
怒りを静めなきゃいけないよ
僕たち愛をめちゃくちゃにしちゃったんだ

So long ago
You were my love
Feeling the pain


もう昔になっちゃったのか
きみは僕の恋人だったのに
胸が痛いよ…

Oh, it's too hot,
too hot, lady
Gotta run for shelter,
gotta run for shade
It's too hot,
too hot, lady
Gotta cool this anger,
what a mess we made


ああ 熱すぎちゃう
熱すぎてしまった二人だった
シェルターに逃げ込まなきゃ
物陰に逃げ込まなきゃダメさ
熱すぎちゃう
すぐカッとなっちゃう二人
怒りを静めなきゃいけないよ
僕たちの愛は混乱しちゃったんだ

It's so, so hot, baby (too hot)
Yes, it's so hot
I can't take it
I can't stand no more, baby
We were once lovers (too hot)
We took our vows (too hot)
We're man and wife forever
Whoooooooooa (too hot)
Whoooooooooa

とても熱い2人だった
僕はもうガマンできないのさ
僕たちかつては恋人どうし
(アツアツで)
誓いをたてた仲じゃないか
(仲睦まじく)
永遠に夫婦であろうとして
(仲良くて)

Baby (too hot)
Baby, please won't you listen
 (too hot)...


ベイビー お願いだ
よく聞いてくれ…

日本語訳 by 音時

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◆2004年にはリサ・スタンスフィールドがカバーしていて、バックにKool & the Gangのメンバーが出演してるんですね。ヨーロッパ諸国のみの発売だったようです。ハンガリーのラジオチャートで最高位34位…ってスゴイのかどうかわからない(^▽^;)。

◆"Too Hot"が最高位5位を記録した週の全米チャートです。
US Top 40 Singles For Week Ending April 5, 1980

ピンクの1位が続き、スピナーズは力尽きてしまいますね~。でも3位デボラ率いるブロンディが迫ってますね。クール一座は5位を2週連続続けダウンとなってしまいます。8位スペシャル・レディ、特別な女性・とってもエキサイティングな女の子…ですね。10位リンダは「お願いだから」。

-1 1 ANOTHER BRICK IN THE WALL (Part 2) –•– Pink Floyd
-2 2 WORKING MY WAY BACK TO YOU / FORGIVE ME GIRL (Medley) –•– The Spinners
-3 5 CALL ME –•– Blondie
-4 3 CRAZY LITTLE THING CALLED LOVE –•– Queen
-5 7 TOO HOT –•– Kool and the Gang

-6 6 HIM –•– Rupert Holmes
-7 9 RIDE LIKE THE WIND –•– Christopher Cross
-8 11 SPECIAL LADY –•– Ray, Goodman and Brown
-9 4 DESIRE –•– Andy Gibb
10 10 HOW DO I MAKE YOU –•– Linda Ronstadt

◆こちらライヴでの"Too Hot"。レコードではフェードアウトで終わるので終わり方がシブいです。


◆Kool & The Gang feat Lisa Stansfield -Too Hot