映画「ロケット・マン」の封切り直前、今日はエルトン・ジョンの曲を特集していきたいと思います!
アルバム「Goodbye Yellow Brick Road」は2枚組レコードで、手に取るとずっしり重かったな!アルバムは左右に開くスタイルで、見開きのイラストも楽しかった。CDで買うならやっぱり紙ジャケットのものが欲しいですね!
(このアルバムのウィキペディアから)
楽曲製作が好調だったため、2枚組になった(アルバムに収録されずシングルB面となったものもある)。殆どの楽曲は1、2テイクで収録されたという。気分を変えてジャマイカでレコーディングする予定が、環境の悪さから、使い慣れたスタジオ(フランスの古城を改築したもの)に戻り製作された。曲自体はジャマイカで殆ど仕上げてしまっていたため、「碧の海ジャマイカにおいで」というレゲエ調の楽曲も存在する。
(中略)邦題は「黄昏の・・・」とあるが、「イエロー・ブリック・ロード」とは、LGBTのアイコンであるジュディ・ガーランド主演のミュージカル映画『オズの魔法使い』の中の、オズへ続く「黄色いレンガの道」を指している。イエローは黄金を意味しており、「イエロー・ブリック・ロード」とは黄金で舗装された芸能界の出世街道のことである。歌詞のほかの部分では、芸能プロモーターへの皮肉も込められている…
◆タイトル曲「Goodbye Yellow Brick Road」。
都会に夢破れて田舎に帰る…という歌も洋楽にはありますが、この主人公は決してそうではない。田舎に帰って、鋤を手にして、フクロウや蛙に囲まれて…とは歌っているけれど、やっぱりこれは「都会」「上流社会」「芸能界」とは「異なるもの」の例えなんじゃないかなと思います。
都会に夢破れて田舎に帰る…という歌も洋楽にはありますが、この主人公は決してそうではない。田舎に帰って、鋤を手にして、フクロウや蛙に囲まれて…とは歌っているけれど、やっぱりこれは「都会」「上流社会」「芸能界」とは「異なるもの」の例えなんじゃないかなと思います。
吟遊詩人」から、ライブでは派手派手メガネと衣装になったエルトンですが、バーニーとともに心のなかをさらけ出した曲として捉えています。奇抜なあの衣装たちも、敢えて芸能界を鼻で笑って皮肉って、僕は僕なんだ、と言っているのではないかと思います...!
Songwriters JOHN, ELTON / TAUPIN, BERNIE
Lyrics c Universal Music Publishing Group
Released in 1973
US Billboard Hot100#2
From The Album"Goodbye Yellow Brick Road"
:原詞は太字
When are you gonna come down
When are you going to land
I should have stayed on the farm
I should have listened to my old man
When are you going to land
I should have stayed on the farm
I should have listened to my old man
いつ都会を離れる?
いつ田舎に帰るんだ?
僕は農場に留まるべきだったんだ
親父の言うことに
聞く耳を持つべきだったんだ…
いつ田舎に帰るんだ?
僕は農場に留まるべきだったんだ
親父の言うことに
聞く耳を持つべきだったんだ…
You know you can't hold me forever
I didn't sign up with you
I'm not a present for your friends to open
This boy's too young to be singing the blues
I didn't sign up with you
I'm not a present for your friends to open
This boy's too young to be singing the blues
僕を永遠に縛り付けておくなんてできないさ
きみとサインを取り交わしたわけじゃないし
僕はきみの友達にあげたプレゼントじゃない
渋い歌を歌うには…僕は若過ぎたってこと
きみとサインを取り交わしたわけじゃないし
僕はきみの友達にあげたプレゼントじゃない
渋い歌を歌うには…僕は若過ぎたってこと
So goodbye yellow brick road
Where the dogs of society howl
You can't plant me in your penthouse
I'm going back to my plough
Where the dogs of society howl
You can't plant me in your penthouse
I'm going back to my plough
だからサヨナラ 黄色いレンガ路
そこには吠える上流社会の犬が沢山いたよ
きみのお高い部屋に
僕を植えることなんてできないよ
僕は農具のある 僕の場所に帰るのさ
そこには吠える上流社会の犬が沢山いたよ
きみのお高い部屋に
僕を植えることなんてできないよ
僕は農具のある 僕の場所に帰るのさ
Back to the howling old owl in the woods
Hunting the horny back toad
Oh I've finally decided my future lies
Beyond the yellow brick road
Hunting the horny back toad
Oh I've finally decided my future lies
Beyond the yellow brick road
おなじみのフクロウの鳴く森へ帰るんだ
背中にイボのあるガマ蛙を捕まえよう
ああとうとう僕は決心したよ
僕の未来は
この黄色いレンガ路の向こうにあるってことを
背中にイボのあるガマ蛙を捕まえよう
ああとうとう僕は決心したよ
僕の未来は
この黄色いレンガ路の向こうにあるってことを
What do you think you'll do then
I bet that'll shoot down the plane
It'll take you a couple of vodka and tonics
To set you on your feet again
I bet that'll shoot down the plane
It'll take you a couple of vodka and tonics
To set you on your feet again
そしたら これから何をするんだい?
きみの乗る飛行機は撃ち落とされちゃったね
ウォッカ&トニックを2杯持って来ようか
きみに立ち上がってもらうためにね
Maybe you'll get a replacement
There's plenty like me to be found
Mongrels who ain't got a penny
Sniffing for tidbits like you on the ground
There's plenty like me to be found
Mongrels who ain't got a penny
Sniffing for tidbits like you on the ground
たぶんきみは代わりのヤツを見つけるよ
僕みたいなヤツは沢山いるからね
一文無しの雑種犬たちが
クンクン嗅ぎまわっているよ
そのへんにいるきみみたいな獲物を探してね
僕みたいなヤツは沢山いるからね
一文無しの雑種犬たちが
クンクン嗅ぎまわっているよ
そのへんにいるきみみたいな獲物を探してね
So goodbye yellow brick road
Where the dogs of society howl
You can't plant me in your penthouse
I'm going back to my plough
Where the dogs of society howl
You can't plant me in your penthouse
I'm going back to my plough
だからおさらばさ 黄色いレンガ路
そこには吠える上流社会の犬が沢山いたよ
きみのお高い部屋に
僕を植えることなんてできないよ
僕は農具のある 僕の場所に帰るのさ
そこには吠える上流社会の犬が沢山いたよ
きみのお高い部屋に
僕を植えることなんてできないよ
僕は農具のある 僕の場所に帰るのさ
Back to the howling old owl in the woods
Hunting the horny back toad
Oh I've finally decided my future lies
Beyond the yellow brick road
Hunting the horny back toad
Oh I've finally decided my future lies
Beyond the yellow brick road
おなじみのフクロウの鳴く森へ帰るんだ
背中にイボのあるガマ蛙を捕まえよう
ああとうとう僕は決心したのさ
背中にイボのあるガマ蛙を捕まえよう
ああとうとう僕は決心したのさ
僕の未来は
この黄色いレンガ路の向こうにあるんだよ
この黄色いレンガ路の向こうにあるんだよ
(Words and Idioms)
come down=南下する.〔都会から〕地方にやってくる
land=(都会に対して)田園,いなか.
society=社交界(の人々), 上流社会
penthouse=ペントハウス
《高層マンションやホテルの最上階にある豪華な住居・部屋》
plough=鋤、すき、プラウ
horny=a角の; 角製の
toad=ヒキガエル,ガマ
mongrel=雑種犬.(動植物の)雑種
sniff=ふんふん[くんくん]嗅ぐ
tidbit=ひと口,一片,豆記事
日本語訳 by 音時
◆"Goodbye Yellow Brick Road"が最高位2位を記録した週の全米チャートです。
US Top 40 Singles Week Ending 8th December, 1973
カーペンターズが1位を継続。3位に「朝焼けの少女」が迫っています(翌週1位)。エルトンは2位を3週キープしたのちダウンします。4位はシカゴ「君とふたりで」。8位はトッドの名曲「ハロー・イッツミー」。
-1 1 TOP OF THE WORLD - The Carpenters
-2 3 GOODBYE YELLOW BRICK ROAD - Elton John
-3 10 THE MOST BEAUTIFUL GIRL - Charlie Rich
-4 6 JUST YOU ‘N’ ME - Chicago
-5 2 PHOTOGRAPH - Ringo Starr
-6 4 SPACE RACE - Billy Preston
-7 8 THE LOVE I LOST (Part 1) - Harold Melvin and the Blue Notes
-8 11 <HELLO IT’S ME - Todd Rundgren
-9 5 KEEP ON TRUCKIN’ (Part 1) - Eddie Kendricks
10 13 LEAVE ME ALONE (Ruby Red Dress) - Helen Reddy
-2 3 GOODBYE YELLOW BRICK ROAD - Elton John
-3 10 THE MOST BEAUTIFUL GIRL - Charlie Rich
-4 6 JUST YOU ‘N’ ME - Chicago
-5 2 PHOTOGRAPH - Ringo Starr
-6 4 SPACE RACE - Billy Preston
-7 8 THE LOVE I LOST (Part 1) - Harold Melvin and the Blue Notes
-8 11 <HELLO IT’S ME - Todd Rundgren
-9 5 KEEP ON TRUCKIN’ (Part 1) - Eddie Kendricks
10 13 LEAVE ME ALONE (Ruby Red Dress) - Helen Reddy
◆Elton John - Goodbye Yellow Brick Road, Live from Kiev
コメント
コメント一覧 (4)
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エルトン・ジョンの伝記ドラマ的な「ロックマン」を見ていろいろネットで捜し物をしていたらこのサイトにたどり着きました。映画「ボヘミアンラプソディ」は素晴らしかったのに「ロックマン」はちょっとガッカリでした。ちなみにエルトン・ジョンもクィーンも大好きです。
僕は1970~1980年代に洋楽を聴いていた人間です。当時はどちらかというと聞き流していたという感じです。何年か前から運動不足解消のため歩いて通勤していますが,その時に音楽が欲しくて1970~1980年代の洋楽をほじくり出して聴いています。
日本の曲でも何言っているのかわからない歌詞が多いのに和訳は大変だと推察いたします。日本語訳もわかると非常にためになります。
この ”Goodbye Yellow Brick Road”ですがエルトン・ジョンの曲のなかでも僕の一番好きな曲です。「Yellow Brick Road,黄色い煉瓦道って何」と昔から思っていました。確かに「オズの魔法使い」に黄色い煉瓦道が出ていました。黄色い煉瓦道をたどっていくと夢の国に行けるといわれ冒険が始まりますが,結局,夢の国よりもうちが一番いい。こんな感じの映画でした。エルトン・ジョンも「オズの魔法使い」を見たことがあり影響を受けたに違いないと確信しました。
まさに黄金時代!
映画「フレンズ〜ポールとミシェル」(ルイス・ギルバート監督)の主題曲も歌っていましたね。大人になってから、映画のDVD買いました。
僕はレコードジャケットはアートだと思います。
シングルアルバムでも、見開きジャケットのものがたくさんありましたね。
また、組み立て式や表面をずらすなど、カバーに仕掛けがしてあり、ちょっとした遊び心を感じるものもありました。
そういえば、PIL(パブリック・イメージ・リミテッド)のファーストアルバムは、確か缶入りだった記憶が・・・。