トーキング・ヘッズ、最大の全米ヒットはこの曲「Burning Down The House」です。1983年の10月にTop10入りをして、9位(1週のみ)を記録しました。

◆チャートは次の通り。ジム・ステインマンの作品が1,2フィニッシュ!世の中がドラマチックな展開の曲を求めていたのかな。

US Top 40 Singles For The Week Ending October 22, 1983
TW LW TITLE Artist (Label)-Weeks on Chart (Peak To Date)
 
1 1 TOTAL ECLIPSE OF THE HEART –•– Bonnie Tyler (Columbia)-15 (4 weeks at #1) (1)
2 2 MAKING LOVE OUT OF NOTHING AT ALL –•– Air Supply (Arista)-13 (2)
3 5 ISLANDS IN THE STREAM –•– Kenny Rogers with Dolly Parton (RCA)-9 (3)
4 4 TRUE –•– Spandau Ballet (Chrysalis)-12 (4)
5 7 ALL NIGHT LONG (All Night) –•– Lionel Richie (Motown)-6 (5)

6 6 ONE THING LEADS TO ANOTHER –•– The Fixx (MCA)-9 (6)
7 3 KING OF PAIN –•– The Police (A&M)-9 (3)
8 13 DELIRIOUS –•– Prince (Warner Brothers)-8 (8)
9 12 BURNING DOWN THE HOUSE –•– The Talking Heads (Sire)-13 (9)
10 11 TELEFONE (Long Distance Love Affair) –•– Sheena Easton (EMI-America)-10 (10)


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◆当時はTalking Heads が全米チャートに入ることもなかったので注目はしていましたが、タイトル"家を焼き尽くせ!"って「放火魔じゃん」と思ったくらい。でもこの曲、冒頭のライブ映像をどこで見たのだか一度見ただけで「カッコいい!」と思ってしまいました!

Song Title:「Burning Down The House」
Artist:Talking Heads

BurningDHTH

Writer/s: CHRIS FRANTZ, CHRISTOPHER FRANTZ, DAVID BYRNE, JERRY HARRISON, TINA WEYMOUTH
Publisher: Warner/Chappell Music, Inc.

Released in 1983
US Billboard Hot100#9
From The Album“Speaking In Tongues”
 
:原詞は太字

Watch out
you might get what you're after
Cool babies
strange but not a stranger
I'm an ordinary guy
Burning down the house


気を付けろ
欲しいものが手に入るかもしれないぜ
可愛いベイビーちゃん
変わってるけど 知らないわけじゃない
俺はふつーのヤツなんだ
"家を焼き尽くせ"

Hold tight
wait till the party's over
Hold tight
We're in for nasty weather
There has got to be a way
Burning down the house

待ってるんだ パーティーが終わるまで
我慢しろよ ひどい天気になりそうだ
何かいい方法があるはずさ
"家を焼き尽くすんだ"

Here's your ticket pack your bag
Time for jumpin' overboard
The transportation is here
Close enough but not too far,
Maybe you know where you are
Fightin' fire with fire

ほら おまえの切符だ 荷物をまとめろ
外へ飛び出すときが来た
乗り物はここにある
じゅうぶん近くて遠すぎないよ
居場所がおまえもわかるかもな
"炎には炎を持って戦うのさ"

All wet!
Hey you might need a raincoat
Shakedown!
Dreams walking in broad daylight
Three hun-dred six-ty five de-grees
Burning down the house

ずぶ濡れだ!
レインコートがないとこんなもんさ
振り落とせ!
夢が真昼間から うろついてるぜ
1年じゅう 365℃の温度で
"家を焼き尽くすがいい"

It was once upon a place sometimes I listen to myself
Gonna come in first place
People on their way to work and baby what did you except
Gonna burst into flame


あるとき ときどき俺は自分に耳をすます
"1番になってやる"ってね
仕事に行こうとしてる人々に ベイビー
おまえは何を期待したんだ?
"燃え上るがいい"

My house!
Is out of the ordinary
That's right!
Don't wanna hurt nobody
Some things sure can sweep me off my feet
Burning down the house


俺の家!
そいつも普通じゃないのさ
その通り!
誰も傷つけたくないからさ
何かが俺の心を夢中にさせるだろう
"家を焼き尽くす"ように

No visible means of support and you have not seen nothin' yet
Everything's stuck together
And I don't know what you expect starring into the TV set
Fighting fire with fire

目に見えたサポートはないしまだ何も見えてない
すべてのことは関連してる
TVをのぞいて 何を期待してるんだい?
"毒には毒をもって制す"だよ

(Words and Idioms)
What are you after=何を探してるの?
nasty weather=悪い天候
fight fire with fire=火には火を持って戦わせよ=毒を以て毒を制す
in broad daylight=昼時;御昼
come in first place =〔競争・コンテストなどで〕1位になる、1番になる
burst into flames=燃え上がる
out of the ordinary=並外れた、異常な
sweep someone off his feet=(人)の足をさらう(、人)の心を奪う、(人)を夢中にさせる

日本語訳 by 音時

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◆うーむ、ここで「家を焼き尽くせ」と言っている「家」ですが、どうも「自分自身」という意味で使っているような気がします。"今までの自分から生まれ変われよ!"とも取れるかな。

 ただし、すぐにできるわけじゃない。そのためには「Fighting fire with fire」。日本の格言でもいう「毒を以て毒を制す」が必要なんですね。(故事ことわざ辞典


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◆僕があれこれと解釈を悩んでいたら、この曲のSongfactsにこんなコメントを見つけました。(英訳は僕なのでちょっといい加減ですのでお許しを)

トーキング・ヘッズのドラマー"クリス・フランツ"はファンクのファンでした。彼がニューヨーク・シティで観た"P-Funk"のショウがこの曲のヒントを与えてくれました。観客がバンドに向かって"Burn Down The House"と懇願するのを耳にした彼は、タイトルにそのアイデアをいただきました。ラジオでの1984年のインタビューでは、クリスとベーシストのティナ(彼の奥さんでもある)がオリジナルのトラックを作り、バンドに洗練されたグルーヴをもたらしました。歌詞ですが、二人はリズムにフィットした言葉をピックアップしたのが、この曲にあまり意味のない理由です…。

ちょっと悩んで損した!感もありました(^▽^;)。でも"P-Funk"(ウィキペディア)で言う‘burning down the house’という言葉には"burn down the ghettos of the mind"という意味があるらしいということも同ページで見つけました。
 単純かもしれませんが"貧しい暮らしをしてるなんて卑屈な想いは焼き払っちまえ!"ってことでしょうか。そう考えると僕の考えも遠くはなかったかな。

◆"Talking Heads"はベスト盤を購入して何回か聴きましたが、やっぱりこの曲が一番好きですね。ファンの方、何かおすすめ曲があれば教えてください。
トーキング・ヘッズ(ウィキペディア

◆何か思わせぶりなこの曲のPVです。やっぱり変身願望のようなものを表現しているように思います。




◆僕とTalking Headsの出会いはこの曲「Take Me To The River」。1978年に全米28位になりました。オリジナルはアル・グリーンです。



◆Talking Headsの全米トップ40曲は全3曲。"Take Me To The River"(1978、#28)、"Burning Down The House"(1983、#9)とこの曲="Wild Wild Life"(1986、#26)です。