◆「Queen+Adam Lambert」来日公演、モバイル会員先行、外れました~!(゚Д゚)ノ
ファミリーマート先行に申込みましたが、何卒当たりますように…!m(__)m
(ファミマOnly、現金のみ?当選発表翌日に支払い期限とか、いろんな問題があるようですね…)
さてさて、和訳・解説記事へと進みましょう,,,。
◆アルバム「オペラ座の夜」は何回聴いたことでしょう。
単曲で言えばバラエティあふれるポップスやロックなのですが、全体のコンセプトがQueenの「白と黒」「天使と悪魔」の世界。アルバムではオープニングのこの曲の不吉な感じから始まり、「予言者の歌」を挟み、最後に「Bohemian Rhapsody」で"地獄めぐり"をして締めくくる(余韻として"God Save The Queen"が流れます)、その流れ。
アルバムジャケットには歌詞タイトルの囲みに何やら不吉なイラストも書かれていました。
そんななかで"Death On Two Legs"というタイトルは"Death"なんて付くだけで、少年には衝撃的でありました。イントロのギターメロやコーラスも何かただ事ではない雰囲気を醸し出してます!
歌詞は、いや~。だいぶ英語の辞書を引きましたね。悪口、罵詈雑言の数々。すごい曲です。
(続きは後半で)
Song Title:「Death On Two Legs(Dedicated to…)」
Artist:Queen
Songwriters: MERCURY, FREDDIE
lyrics c Sony/ATV Music Publishing LLC
Released in 1976
From The Album"A Night At The Opera"
:原詞は太字
You suck my blood like a leech
You break the law and you preach
Screw my brain till it hurts
You've taken all my money
And you want more
おまえはヒルのように俺の血を吸い
法律は破るし おまけに説教
俺の頭が痛くなるまで締め付ける
俺の金をぜんぶ奪っていきながら
さらにくれと言うのかよ
法律は破るし おまけに説教
俺の頭が痛くなるまで締め付ける
俺の金をぜんぶ奪っていきながら
さらにくれと言うのかよ
Misguided old mule
with your pig headed rules
With your narrow minded cronies
Who are fools of the first division
with your pig headed rules
With your narrow minded cronies
Who are fools of the first division
見当違いの強情野郎
頭のなかは頑固なルールだらけ
取り巻き連中も偏屈なヤツばかり
そいつらみんな超一級の馬鹿野郎さ
頭のなかは頑固なルールだらけ
取り巻き連中も偏屈なヤツばかり
そいつらみんな超一級の馬鹿野郎さ
Death on two legs
You're tearing me apart
Death on two legs
You've never had a heart of your own
You're tearing me apart
Death on two legs
You've never had a heart of your own
二本足の死神
おまえは俺の身体を引き裂くんだ
二本足の死神
おまえに心なんてありゃしない
おまえは俺の身体を引き裂くんだ
二本足の死神
おまえに心なんてありゃしない
Kill joy bad guy
big talking small fry
You're just an old barrow boy
Have you found a new toy
to replace me?
Can you face me?
But now you can kiss my ass goodbye
big talking small fry
You're just an old barrow boy
Have you found a new toy
to replace me?
Can you face me?
But now you can kiss my ass goodbye
楽しみを奪う悪党さ
大ぼら吹きのちっちゃなハエ野郎
ただの老いぼれ行商人さ
俺の代わりの新しいおもちゃは
見つかったのかい?
俺と正面から向き合えるかい?
もうやってられないよ
アバヨさ!
大ぼら吹きのちっちゃなハエ野郎
ただの老いぼれ行商人さ
俺の代わりの新しいおもちゃは
見つかったのかい?
俺と正面から向き合えるかい?
もうやってられないよ
アバヨさ!
Feel good
are you satisfied?
Do you feel like suicide?
(i think you should)
Is your conscience all right
Does it plague you at night?
Do you feel good?
feel good!
are you satisfied?
Do you feel like suicide?
(i think you should)
Is your conscience all right
Does it plague you at night?
Do you feel good?
feel good!
いい気分かい
それで満足かい?
自殺したくならないのかい?
(当然なるだろ)
おまえの良心はどうなんだい?
夜に悩まされることはないのかい?
いい気分かい?
俺はいい気分だぜ!
それで満足かい?
自殺したくならないのかい?
(当然なるだろ)
おまえの良心はどうなんだい?
夜に悩まされることはないのかい?
いい気分かい?
俺はいい気分だぜ!
You talk like a big business tycoon
You're just a hot air balloon
So no one gives you a damn
You're just an overgrown schoolboy
Let me tan your hide
You're just a hot air balloon
So no one gives you a damn
You're just an overgrown schoolboy
Let me tan your hide
ビジネスの大物のような話し方
ただの膨張した熱気球のくせに
誰もおまえなんか気にしねえよ
でかくなりすぎたスクールボーイさ
ぶっ叩いてやりてーよ
ただの膨張した熱気球のくせに
誰もおまえなんか気にしねえよ
でかくなりすぎたスクールボーイさ
ぶっ叩いてやりてーよ
A dog with disease
You're the king of the 'sleaze'
Put your money where your mouth is
Mister know-all
Was the fin on your back
Part of the deal? (shark)
You're the king of the 'sleaze'
Put your money where your mouth is
Mister know-all
Was the fin on your back
Part of the deal? (shark)
病気持ちの犬だぜ
一番の低俗な野郎さ
口のなか札束でも突っ込んでおけよ
知ったかぶり野郎め
その背中のヒレも
契約の一部だってか?
(金の亡者のサメ野郎!)
一番の低俗な野郎さ
口のなか札束でも突っ込んでおけよ
知ったかぶり野郎め
その背中のヒレも
契約の一部だってか?
(金の亡者のサメ野郎!)
Death on two legs
You're tearing me apart
Death on two legs
You've never had a heart
(you never did) of your own
(right from the start)
You're tearing me apart
Death on two legs
You've never had a heart
(you never did) of your own
(right from the start)
二本足の死神
おまえは俺の身体を引き裂くんだ
二本足の死神
おまえに心なんてありゃしない
(生まれたときからだろ)
おまえは俺の身体を引き裂くんだ
二本足の死神
おまえに心なんてありゃしない
(生まれたときからだろ)
Insane
you should be put inside
You're a sewer rat
decaying in a cesspool of pride
Should be made unemployed
Then make yourself null and void
Make me feel good
you should be put inside
You're a sewer rat
decaying in a cesspool of pride
Should be made unemployed
Then make yourself null and void
Make me feel good
i feel good!
狂ってるぜ
おまえなんかブタ箱行きだ
ドブネズミめ
プライドの掃き溜めで腐っていきやがれ
おまえなんか失業しちまえ
そしたらこんな契約無効だぜ
俺をいい気分にさせてくれ
おまえなんかブタ箱行きだ
ドブネズミめ
プライドの掃き溜めで腐っていきやがれ
おまえなんか失業しちまえ
そしたらこんな契約無効だぜ
俺をいい気分にさせてくれ
そしたらいい気分だぜ!
(Words and Idioms)
screw=ねじで締める[留める]
misguided =誤った、間違った、見当違いの
mule=《動物》ラバ、頑固な[強情な]やつ
pig-headed=強情な,つむじ曲がりの
narrow-minded=狭量な,偏狭な
cronies=取り巻き連中
first division=Aクラス、1部リーグ、上級公務員
big talk=大風呂敷
barrow-boy= (手押し車で物を売る)行商人
Kiss my ass!=やなこった;何言ってやがる.
plague=悩ます,うるさがらせる.
give a damn=気にする、関心を持つ(通例、否定文で用いる)
overgrown=大きくなり過ぎた、伸び過ぎた、不格好な
tan someone's hide=ぶっ叩く, 打っ叩く
tan=〈獣皮を〉なめす.肌を焼く.ひっぱたく.
hide=(革にされる大きい獣の)獣皮.
sleaze=いかがわしさ,低俗さ.
know-it-all=知ったかぶり
fin=(魚の)ひれ
It's a part of the deal=それは約束(契約)の一部です。
(それはその契約に含まれています)
shark=貪欲どんよくに他人を食いものにする人
put ... inside=刑務所に入れる
sewer rat=ドブネズミ
decay=腐る,腐敗する
cesspool=汚水だめ.不潔な場所、セスプール
null and void=(法律上)無効の
misguided =誤った、間違った、見当違いの
mule=《動物》ラバ、頑固な[強情な]やつ
pig-headed=強情な,つむじ曲がりの
narrow-minded=狭量な,偏狭な
cronies=取り巻き連中
first division=Aクラス、1部リーグ、上級公務員
big talk=大風呂敷
barrow-boy= (手押し車で物を売る)行商人
Kiss my ass!=やなこった;何言ってやがる.
plague=悩ます,うるさがらせる.
give a damn=気にする、関心を持つ(通例、否定文で用いる)
overgrown=大きくなり過ぎた、伸び過ぎた、不格好な
tan someone's hide=ぶっ叩く, 打っ叩く
tan=〈獣皮を〉なめす.肌を焼く.ひっぱたく.
hide=(革にされる大きい獣の)獣皮.
sleaze=いかがわしさ,低俗さ.
know-it-all=知ったかぶり
fin=(魚の)ひれ
It's a part of the deal=それは約束(契約)の一部です。
(それはその契約に含まれています)
shark=貪欲どんよくに他人を食いものにする人
put ... inside=刑務所に入れる
sewer rat=ドブネズミ
decay=腐る,腐敗する
cesspool=汚水だめ.不潔な場所、セスプール
null and void=(法律上)無効の
日本語訳 by 音時
◆邦題は「デス・オン・トゥー・レッグス」となっていてますが、原題には「Death On Two Legs(Dedicated to…)」と書かれていて、"Dedicated to…"~この曲が誰かに捧げられた曲であることがわかります。誰に捧げられた?=誰への悪口なのでしょう?
(全曲解説シリーズ「Queen」シンコー・ミュージックより)
フレディの侮蔑の対象は名前は結局一度も明かされたことはない。だがトライデント・プロダクションのノーマン・シェフィールドが「デス・オン・トゥー・レッグス」のリリース当時にクイーンとEMIの両者を相手取って名誉棄損で裁判を起こすと息巻いていた事実はこの曲が実質的に誰に捧げられていたのかを推測するうえで多少のヒントになるだろう。
フレディの侮蔑の対象は名前は結局一度も明かされたことはない。だがトライデント・プロダクションのノーマン・シェフィールドが「デス・オン・トゥー・レッグス」のリリース当時にクイーンとEMIの両者を相手取って名誉棄損で裁判を起こすと息巻いていた事実はこの曲が実質的に誰に捧げられていたのかを推測するうえで多少のヒントになるだろう。
「キラー・クイーン」を含む前作「Sheer Heart Attack」の大ヒット、ツアーの大成功があっても、クイーンのメンバーは相変わらずメンバー全員が週給60ポンドでようやく生計を立てている状況だったらしいです。著作権印税の支払いを求めても却下、ジョン・ディーコンのローンを組んで「家族のために家を買いたい」という申し出も却下、車が欲しいというロジャーの願いも聞き入れられず、フレディのピアノ購入も承認されなかったとのこと。
ブライアン:もちろんユーモアだけど、フレディはすごい剣幕だった。
ロジャー:最初は僕たちにしたってちょっと引いたよ。フレディの悪意の込め方は半端じゃなかったから。"うわっ"って思ったのを覚えている。でもそれがフレディのやりたかったことなのであって、自分のやり方でやるというのが僕らの間の不文律みたいなものだったからね
ブライアン:長い話をはしょると、ジョン・リードに新しいマネージャーになってもらうことにしたんだ。彼にはプランがあって僕らが「どうすればいい?」と彼に尋ねたら「お金の方は私が何とかする。きみ達はスタジオに戻って最高のアルバムを作ってくれ」と言われたんだ。
…引用ここまで。
…引用ここまで。
◆はい、そんなわけで1972年から1975年まで君臨していた彼らのマネージャーに捧げた(悪口)の歌を"オペラ座の夜"の全体のモチーフに位置づけて"二本足の死神"="死神のような人間(アイツ)"って歌ったのがこの歌なんですね。
映画「ボヘミアン・ラプソディ」ではこの曲を取り上げはしませんでしたが、ビジネスの契約上の不満などを、フレディはこの作品で歌うことによって皮肉っていた風景なども描かれるともっとリアルだったように思います!
◆アルバムでは"I Feel Good~!"って終わるとすぐに"うつろな日曜日(Lazyng On A Sunday Afternoon"が間髪なく始まります。ここも好きだったな!
◆live at earls court 1977
◆メイキングを語るブライアン
◆メイキングを語るブライアン
(この記事で参考にしたページ)
・全曲解説シリーズ「Queen」シンコーミュージック
・雑誌「TONE」2006年No4「オペラ座の夜 全証言集」(ユニバーサル・コンボ)
・全曲解説シリーズ「Queen」シンコーミュージック
・雑誌「TONE」2006年No4「オペラ座の夜 全証言集」(ユニバーサル・コンボ)
(この曲を購入!)Amazon.co.jp
コメント
コメント一覧 (8)
手始めに当時一番好きだったアルバム「オペラ座の夜」の一番最初の曲から!と
訳そうとしたのがこの曲でした。
背景もこの曲に込められたものも何もわからず手がけたこの曲
中学生の英語力ではまったく意味不明であっけなく一曲目で挫折したのを覚えています。
同じアルバムでもジョンのYou're my best friendあたりからやればよかったのにねぇ・・・
曲が先か、詞が先か? 根拠はありませんが、この作品の場合、詞と曲が同時じゃないと完成しなかったような気がします!そういう奇跡な曲!と思うからです(^▽^)
ほんとに、悪口言いたい放題。よっぽど頭にきていて納得できなかったからなんでしょうかね。強情野郎、馬鹿野郎、ハエ野郎って…笑 ぶっ叩いてやりてーよ!
フレディは曲作りについて何かのインタビューで、まず曲が最初にできると言ってました。この曲はどうだったんでしょう。罵詈雑言言うために後からメロディーを作ったのでしょうかね。(こば改めばばちゃん)
「オペラ座の夜」「ロックス」「地獄の軍団」、どれも人気あったアルバム、彼らの最高傑作ともいえるアルバムが同じ時期に聴けましたね。また「オペラ座の夜」のA面についての想い出…まさにその通りです。付け加えるのであればブライアンの「スウィート・レディ」からラストの「シーサイド・ランデブー」が楽しく終了。このムードでB面「預言者の歌」を聴く落差もありました!ちなみに「スウィート・レディ」はそんなに中身のない(失礼)曲で、映画のなかでもメンバーにブライアンがからかわれていて、僕は大笑いしてしまいした…!
2曲目で間髪いれず楽しいピアノのイントロで気だるい日曜の午後って唄う構成も救われる気持ちがして好きでした。そして次はロジャーのヘヴィーな1曲。次がきっと私が一番好きな曲、ジョンのマイベストフレンド。この曲聴くと脳内中学生になります。
このアルバムをリアルタイムで聴けたのは誇りにさえ感じます。エアロスミスのロックス、キッスの地獄の軍団、それぞれの多分ベストであろうアルバムを同じ時期に体験できたのは本当に幸せなことだと思ってます。
この曲の和訳知りたかったんです。待ってました!
ありがとうございます!!いつも解説もすごくためになってます。
ただ今オペラ座の夜→華麗なるレースの流れになって、モントリオールのDVDになってしまいました(^^;;
画像がすごい綺麗でびっくりしてます。
チケット取れるといいですね!