ニール・ダイヤモンドのヒットは、大ヒットもあるけれど、大きなヒットにならなくても、人の優しさを歌い、心に染みるような歌が多かったなあ。この曲もそんな1曲です。邦題は「ブルー・ジーンズ・ライフ」。

◆Wikipediaにこの曲のエピソードがありました。

・あるコットン会社が言っていました。“ニール・ダイアモンドはこの曲を“Forever in Blue Jeans”と名付けたのは正解だった。次の買い物でジーンズを購入したいと考えてる女性の80%はブルージーンズにしたいと考えている。”
・この曲はブルージーンズのセールの際によく使われている。ウェル・フェレルがニールの歌真似をするGapの広告は有名です。
・ニールは偶然にもこの曲を歌う10年以上前の1960年代に彼のブランドのジーンズブランドをラジオ広告に出している。

 「ブルー・ジーンズ」って「飾らない」ってことの代名詞かな。ファッションであると同時に人の生き方でもある。

neil_diamond_2


We'd do okay forever in Blue Jeans

歌詞のこの部分、いいカンジです。

Song Title:「Foever In Blue Jeans」
Artist:Neil Diamond

R-2890389-1379065009-1386.jpeg


Written by: Neil Diamond

Released in 1978
US Billboard Hot100#20
From The Album
"You Don't Bring Me Flowers"

:原詞は太字

Money Talks
But it don't sing and dance
And it don't walk
As long as I can have you here with me
I'd much rather be
Forever in Blue Jeans


お金がものを言う世界
でもお金は歌ったり踊ったりしない
歩きもしないんだ
きみが僕と一緒にいてくれる限り
僕はブルージーンズを
永遠に はいていたい

Honey is sweet
But it ain't nothing next to baby's treat
And if you'll pardon me
I'd like to say
We'd do okay
Forever in Blue Jeans


蜂蜜は甘い
けど甘さでは恋人のご馳走の次だよね
きみがゆるしてくれるなら
こう言いたいよ
僕らはブルージーンズがあれば
永遠にOKなんだって

Maybe tonight
Maybe tonight by the fire
All alone you and I
Nothing around but the sound
Of my heart and your sighs

たぶん今夜かな
たぶん今夜 暖炉のそばで
きみと僕は二人きり
僕の心臓の鼓動と
きみのため息だけ
ほかには何も聞こえない…

Money Talks
But it can't sing and dance
And it can't walk
As long as I can have you here with me
I'd much rather be
Forever in Blue Jeans, Babe


お金はものを言う
でも歌ったり踊ったりしない
歩きもしないんだ
きみが僕と一緒にいてくれる限り
僕はブルージーンズを
いつまでも はいていたい

Honey is sweet
But it ain't nothing next to baby's treat
And if you'll pardon me
I'd like to say
We'd do okay
Forever in Blue Jeans


ハチミツは甘い
でも甘さじゃ恋人の作るご馳走の次
もし きみがゆるしてくれるなら
言いたいのさ
僕たちはいつまでも
ブルージーンズを はいていようって

Maybe tonight
Maybe tonight by the fire
All alone you and I
Nothing around but the sound
Of my heart and your sighs
Money Talks
But it don't sing and dance
And it don't walk
As long as I can have you here with me
I'd much rather be
Forever in Blue Jeans

And if you'll pardon me
I'd like to say
We'd do okay
Forever in Blue Jeans, Babe


こんなこと言っていいのかな
でも言いたいのさ
僕らはずっと
ブルージーンズを はいていよう って

As long as I can have you here with me
I'd much rather be
Forever in Blue Jeans, Babe
As long as I can have you here with me

きみがそばにいてくれるなら
僕はずっとブルージーンズを はいていたい
きみがそばにいてくれるなら

(Words and Idioms)
Money Talks=お金がものを言う
I'd rather = I would rather」
=実際にそんなことはないが「もし~なら、~する」


日本語訳 by 音時

R-1263125-1446969890-7939.jpeg
シングルジャケットもデニム地!

◆調べてみると、1979年の日本のテレビドラマ「やる気満々」の主題歌でも使われたそうです。出演は古谷一行、細川俊之、川谷拓三、志穂美悦子、山岡久乃…。男3人の生き方を描いたドラマのようです。「やる気満々」というタイトルはなんとなく覚えているのですが、主題歌までは知らなかったな。男3人"いつまでも若く!"って感じなのかな。

◆ブルージーンズを「はく」。漢字を当てはめるとどうでしょう?
・靴を「はく」、パンツを「はく」。この2つの「はく」は漢字を当てはめると違う漢字になりますね。

前者は「履く」、後者は「穿く」ですね。

「穿く」って漢字、ちょっとカタい気がしますよね。「穿つ」(うがつ)とも読みます。語源は「つき通す」って意味だそうです。
流行語大賞にもノミネートされた有名なフレーズ「安心してください 穿いてますよ」も漢字で書くとギャグっぽくなりませんよね。

そんなわけで、この歌は「ブルー・ジーンズ」ですので、「はく」ときは「穿く」を使いますが、和訳で「きみがそばにいてくれるなら 僕はずっとブルージーンズを穿いていたい」とするとやっぱりカタい感じがするので、ひらかなにしました。

参考サイト:「日本語早わかり

こちらの方はとても詳しく解説されてます!(^▽^;) ご参考までにどうぞ

◆ ニールは変わらないです!



◆GapのCM。俳優のウェル・フェレルがニールの歌真似をしています。




◆マッチの「ブルージーンズ・メモリー」