◆リンゴの歌う曲で一番知られているのがこの「黄色い潜水艦」の歌!=「イエロー・サブマリン」じゃないかな。 僕も子どものときに聞いたビートルズのなかで、すごい曲、きれいな曲、カッコいい曲はありましたが、この「イエロー・サブマリン」と「オブ・ラ・ディ・オ・ブラ・ダ」、「オクトパス・ガーデン」の3曲は「楽しそう(面白い)曲」ということですぐに覚えました。みなさんもそうじゃないですかね。
◆作者クレジットはレノン=マッカートニーとなっていますが、実質的にはポールの作品。ミュージシャンのドノヴァンが歌詞を手伝っていると言われています。その後、ビートルズ自身が主人公となるアニメ映画「イエロー・サブマリン」のテーマ曲としてリエントリーされ、翌1969年のサウンド・トラック・アルバム「イエロー・サブマリン」にも収録されました。
ジョンやポールの書いた他のビートルズの曲は歌詞にもいろんな意味が込められていて解釈もいろいろ。そのなかでリンゴの歌った曲は、ロカビリーのカバー曲などシンプルな歌詞も多く、ほっと息抜きができます。でも"イエロー・サブマリン"はポールが書いたと聞くと、何か隠されたメッセージがあるのではないかと思ってしまいますが、特別な意味はないようですね。子どものために書いた歌詞だとか…。
ただ、僕が当初思ったのは、通常は潜水艦は見つけられにくいようにするために船体を黒かグレー(または迷彩色)にするところ、なぜ「黄色」なのか。これはやっぱり現実の世の中ではなく、想像上の平和な世界でのお話、っていうことなんでしょうね。黄色い船体にして目立ったところで、誰も魚雷を撃ったりしない。そんな世界だったら「僕らとその友達みんな」は楽しく気楽に暮らしていけるんだ、ってことなんだろうな。
冒頭に出てくる「海を渡って暮らしてる男」は…「神さま」?
Released in 1966
US Billboard Hot100#2
US Cashbox Chart#1
From The Album“Revolver”
US Billboard Hot100#2
US Cashbox Chart#1
From The Album“Revolver”
In the town where I was born
Lived a man who sailed to sea
And he told us of his life
In the land of submarines
僕の生まれた町に
海を旅する男が住んでたんだ
彼は自分の人生を僕らに語ってくれた
潜水艦の国のお話をね
海を旅する男が住んでたんだ
彼は自分の人生を僕らに語ってくれた
潜水艦の国のお話をね
So we sailed up to the sun
Till we found the sea of green
And we lived beneath the waves
In our yellow submarine
だから僕らも太陽に向かって船出した
ついに広がる緑の海を見つけたんだ
そして僕らは波の下で暮らしたのさ
僕らの黄色い潜水艦のなかでね
ついに広がる緑の海を見つけたんだ
そして僕らは波の下で暮らしたのさ
僕らの黄色い潜水艦のなかでね
We all live in a yellow submarine
Yellow submarine, yellow submarine
We all live in a yellow submarine
Yellow submarine, yellow submarine
僕らはみんな黄色い潜水艦で暮らしてる
黄色い潜水艦さ 黄色い潜水艦だよ
僕らはみんな黄色い潜水艦で暮らしてる
黄色い潜水艦さ 黄色い潜水艦だよ
黄色い潜水艦さ 黄色い潜水艦だよ
僕らはみんな黄色い潜水艦で暮らしてる
黄色い潜水艦さ 黄色い潜水艦だよ
And our friends are all on board
Many more of them live next door
And the band begins to play
友達はみんな乗り込んできた
もっと多くの人がみんな隣同士さ
さあ楽隊の演奏が始まった!
もっと多くの人がみんな隣同士さ
さあ楽隊の演奏が始まった!
We all live in a yellow submarine
Yellow submarine, yellow submarine
We all live in a yellow submarine
Yellow submarine, yellow submarineFull speed ahead, Mr.Bosun,
full speed ahead
Full speed ahead it is, Sgt.
Cut the cable, drop the cable
Aye, Sir, aye
Captain,captain
全速前進だ 甲板長 全速前進!
全速前進 了解です!
ケーブルを切ってくれ
ケーブルを落としてくれ
了解しました
船長! 船長!
全速前進 了解です!
ケーブルを切ってくれ
ケーブルを落としてくれ
了解しました
船長! 船長!
As we live a life of ease (A life of ease)
Everyone of us (Everyone of us)
has all we need (Has all we need)
Sky of blue (Sky of blue)
and sea of green (Sea of green)
In our yellow (In our yellow)
submarine (Submarine, ha, ha)
みんな気楽に生きてるのさ
みんながみんな
欲しいものは持ってるんだ
空は青くて
海は緑色
僕らは黄色い潜水艦で
毎日を楽しんでるのさ
みんながみんな
欲しいものは持ってるんだ
空は青くて
海は緑色
僕らは黄色い潜水艦で
毎日を楽しんでるのさ
We all live in a yellow submarine
Yellow submarine, yellow submarine
We all live in a yellow submarine
Yellow submarine, yellow submarine
We all live in a yellow submarine
Yellow submarine, yellow submarine
We all live in a yellow submarine
Yellow submarine, yellow submarine
僕らはみんな黄色い潜水艦で暮らしてる
黄色い潜水艦さ 黄色い潜水艦だよ
僕らはみんな黄色い潜水艦で暮らしてる
黄色い潜水艦さ 黄色い潜水艦だよ
黄色い潜水艦さ 黄色い潜水艦だよ
僕らはみんな黄色い潜水艦で暮らしてる
黄色い潜水艦さ 黄色い潜水艦だよ
(Words And Idioms)
Bosun=(船)甲板長
Bosun=(船)甲板長
日本語訳 by 音時
◆前回の来日公演から。バックにおなじみ、スティーヴ・ルカサー。このときは、トッド・ラングレン、リチャード・ペイジ(Mr.ミスター)もいますよ。
◆やっぱり日本人ならこの歌でしょ!金沢明子さん「イエロー・サブマリン音頭」(プロデューサーの大滝詠一さん、歌詞は松本隆さん)
◆かぐや姫「黄色い船」はきっとこの曲のオマージュだよね。かぐや姫の3人のなかでは、こうせつ&ショーやんが"Lennon=McCartney"だとすると、山田パンダさんはリンゴ的存在だったし…(^▽^;)。ん、ジョージがいないな。
コメント
コメント一覧 (4)
ビートルズの楽曲の中でも、遊び心満載のこの曲はちょっと変わってますよね。創作意欲に溢れ、バンドメンバー間が仲良くなかったらこの作品は生まれてなかったでしょうね。
『イエスタデイ』や『レット・イット・ビー』のように、「音楽の教科書に載っていたから」とか「英語の教科書に載っていたから」などがそうです。
しかしこの『イエロー・サブマリン』にいたっては、圧倒的に多いのが「金沢明子さんの『イエロー・サブマリン音頭』で知った」という人。
日テレの馬場典子アナウンサーにいたっては、金沢明子さんの方を先に知ってしまったものだから、「私たち世代は『イエロー・サブマリン音頭』がオリジナル」なんて言っていますから。
なんでも「黄色い潜水艦」が登場する場面があるらしく、そこでかかる、んですね。たまたま「黄色い潜水艦」に合った曲がビートルズだった、というよりも、潜水艦の登場シーンから、「黄色」だったらビートルズのあの曲が使えるぞ!となったように思います(^▽^;)。今だと著作権の問題などがあり制約がありそうですが...。
この曲は某テレビ局の人形劇「プリンプリン物語」で頻繁にかかっていたので一生忘れない曲一つです。番組やってたのが小1から小3の頃(1979~1982)でしたが、丁度その間にジョンが撃たれる事件もあったり。
今にして思うと人生で一番最初に知ったビートルズの曲でありました。