スリー・ドッグ・ナイトの「喜びの世界」。有名曲ですね!

この曲は実は子供向けアニメのために作られた曲らしいです。
スリー・ドッグ・ナイトの前座をつとめてたカントリーシンガーのホイト・アクストンが子供向けアニメのために作ったのですが、その番組はお蔵入り。この曲どうしようかとスリー・ドッグ・ナイトに聴かせたところ、レコーディングとなり、大ヒットに!

◆ただし、当初はスリー・ドッグ・ナイトのメンバーのほとんどは「こんな子どもの曲。ハ!?」と気に入らなかったようですが、しばらくすると…"さっきのウシガエルの曲、もう1回聴かせてくれ…"ってどうも気になる、印象に残るところがありました。アルバム"Naturally"の曲をもう1曲用意しなくてはいけない事情もありました。
そんなとき、スリー・ドッグ・ナイトの曲のほとんどのイントロを作ってて、仲間うちで"イントロ・マスター"の異名を取っていたキーボードのジムがイントロを歌詞に合わせてキュートかつカッコ良く作りました。「それでいこう」とプロデューサーもOK!でした。

ThreeDogNight

◆ちなみにこのホイトは母親がメイ・アクストンと言って、エルビス・プレスリーの「ハート・ブレイク・ホテル」の作者の一人でもあります。母子揃って全米No1曲を書いたソングライターなんですよ(ってトリビアですね)。
ちなみに作者ホイトによれば、冒頭の歌詞は仮につけたもので、またたくまにレコーディングが決まったので「直す暇がなかった」そうです...(^▽^;)。

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Song Title:「Joy To The World」
Artist:Three Dog Night


Writer(s) Hoyt Axton

Released in 1971
US Billboard Hot100#1(6)
From The Album“Naturally”
Jeremiah was a bullfrog
Was a good friend of mine
I never understood a single word he said
But I helped him a-drink his wine
And he always had some mighty fine wine
Singin'...
ジェレマイアは酔っ払いさ
僕の親友だったんだ
もうへべれけでで一言も意味わからない
でもワインを飲むのを手伝ってやったんだ
ヤツはいつもいいワインを持ってるからね
歌おうよ!
Joy to the world
All the boys and girls now
Joy to the fishes in the deep blue sea
Joy to you and me
世界に喜びをもたらそう
男の子も女の子もみんな
深く青い海の魚たちに喜びを!
きみと僕に喜びを!
If I were the king of the world
Tell you what I'd do
I'd throw away the cars
and the bars and the war
Make sweet love to you
Sing it now...
もし僕が世界の王様だったなら
何をしたいか教えてあげる
車社会はなくし 障害を取り払い
戦争もなくすのさ
きみと素敵に愛し合うんだ
さあ歌おう!
Joy to the world
All the boys and girls
Joy to the fishes in the deep blue sea
Joy to you and me
世界に喜びをもたらそう
男の子も女の子もみんな
深く青い海の魚たちに喜びあれ!
きみと僕に喜びあれ!
You know I love the ladies
Love to have my fun
I'm a high life flyer
and a rainbow rider
A straight shootin' son-of-a-gun
I said a straight shootin' son-of-a-gun
ご存じの通り 僕は女の子が大好き!
愛が一番の楽しみなんだ
理想の人生を送りたいし
男も女も関係ないのさ
何でも正直に話すのさ そういうことさ
嘘付いたってしょうがないでしょ!

Joy to the world
All the boys and girls
Joy to the fishes in the deep blue sea
Joy to you and me

Joy to the world
All the boys and girls
Joy to the fishes in the deep blue sea
Joy to you and me
世界に喜びをもたらそう
男の子も女の子もみんな
深く青い海の魚たちに喜びを!
きみと僕に喜びを!

(Words and Idioms)
bullfrog=ウシガエル=酔っ払い(方言)
high flyer=望みの高い
Rainbow rider
=A term used within the gay community to acknowledge acceptance amongst it's members.(Urban Dictionary)
straight shooter=率直で正直な人
son-of-a-gun=なんてこったい


日本語訳 by 音時

ThreeDN

◆歌詞ですが、
1番は、友達だった、酔っ払いジェレマイアの話
2番は、僕が王だったら世界を変えて君と愛し合いたいという話
3番は、「愛こそすべて」といったような能天気?なヤツの話
です。

◆時はベトナム戦争真っ只中で2番の歌詞はやはり「反戦」「Love、not War」ですよね。そして3番の能天気男(!)もそれこそ同性愛も含めて「愛だろ!」と言っている。仮につけたという1番の歌詞もなんか過去形で書かれてるのが気になります。大親友で酔っぱらって馬鹿やってたジェレマイア。いつもいいワインをごちそうしてくれるヤツだったけど、今はもういない。ベトナムに行って帰ってこなかったんだ…ってストーリーを想像してしまいました。
~勝手な想像です!~

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◆サウンド面での話ですが、終盤、演奏の背景でBooom~と低い音が続いてるでしょう。あれはトーキングモジュレーターが使われているようですよ。

◆現在のスリー・ドッグ・ナイトは、この曲でリードを取るチャック・ネグロン(ヒゲ、バラード聴かせる)は1985年にバンドを解雇(-_-;)、それ以後はダニー・ハットン(濃い眉毛、盛り上げ役)とコリー・ウェルズ(ハンサム、R&B・ソウルフル)の2人がリード・ボーカルを担当する編成で活動を続けていっていましたが、2015年にコリーが死去。以降は、ダニーが中心となって活動を続けているようです。(Three Dog Night Official Web

◆Joy To The Worldが1位になった週のチャートです。
2位マーヴィン「What's Going On」も名曲だ。5位ポールの「アナザーディ」もいい曲です。9位カーペンターズは「二人の誓い(For All We Know)」。

US Top 40 Singles Week Ending 17th April, 1971

1 3 JOY TO THE WORLD –•– Three Dog Night
2 2 WHAT’S GOING ON –•– Marvin Gaye
3 1 JUST MY IMAGINATION –•– The Temptations
4 4 SHE’S A LADY –•– Tom Jones
5 8 ANOTHER DAY –•– Paul McCartney

6 16 PUT YOUR HAND IN THE HAND –•– Ocean
7 6 ME AND BOBBY McGEE –•– Janis Joplin
8 7 DOESN’T SOMEBODY WANT TO BE WANTED –•– The Partridge Family
9 5 FOR ALL WE KNOW –•– The Carpenters
10 10 ONE TOKE OVER THE LINE –•– Brewer and Shipley





◆ドラマ「ランチの女王」の主題歌にも使われました。竹内結子さんのオムライスを食べるシーンがいいんですよね(^▽^;)
(追記)竹内結子さん、安らかにお眠りください…(*_*) 2020年9月




(この記事は以下を参考にしました)
・ROCK & POPS名曲徹底ガイド3 音楽出版社
・ビルボードNo1ヒット1971-1985 音楽之友社
・Wikipedia Joy To The World