「哀しみのマンディ」…僕は最初は「マンディ」は「月曜日」=「悲しみの月曜日」という歌かと思ってました。(これは子供のときに野口五郎の「悲しみの日曜日」という曲があったのが影響しています 笑)だって「マンディ」って女性の名前っぽくないですよね?実はこれ理由があります。
 
◎「哀しみのマンディ(Mandy)」は当初は「ブランディ」(Brandy)という曲(1971年))でした。作者はスコット・イングリッシュとリチャード・カー。全英シングルチャートで12位を記録しましたが、テンポの早かったこのバージョンはアメリカ合衆国では売れませんでした。
 
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◎バリーは初めて「ブランディ」を聴いたとき「僕は2枚目のアルバムの作成中だった。必死になってヒットさせよう、壁を破ろうとしてたんだ」。「ブギやロックンロール、いろんな曲をやった。そんなときクライヴ・デイヴィス(レコード会社の社長)がこの曲を僕に紹介したんだ」。「デイヴィスは少しアップテンポのこの曲をバラード風にすべきと言ったんだ。また、この曲をシングルにしたい、とも言ってきた。」「僕は、新人がバラードを出すのは危険だと思ったんだけど、彼はこの曲は特別なバラードなんだ、よく聴いてくれって言った。そして僕は彼に言う通りにしたんだ」。

 しかしバリーの「ブランディ」のレコーディングの頃、ロックバンド「ルッキング・グラス」が「ブランディ」(Brandy (You're a Fine Girl))という同名異曲はヒットしていました。そのため、この曲をレコーディングすることを決めた際、混同を避けるためにタイトルを「マンディ」に改めたのです。「ブラアンディ~」と歌うところを別な名前に置き換える必要からそうなったんですね。

◎「Mandy」はバリーの最初のBillboard Hot 100およびアダルト・コンテンポラリーイージーリスニングチャート第1位獲得シングル、および初のゴールドシングルとなりました。またクライヴ・デイヴィスのアリスタ・レコード(当時はベル・レコード)レーベルからリリースされた作品として初めてBillboard Hot 100にチャートインしたヒット曲となりました。

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Song Title:「Mandy」
Artist:Barry Manilow


Songwriters
 ENGLISH, SCOTT DAVID / KERR, RICHARD
Lyrics c Warner/Chappell Music, Inc., MORRIS MUSIC, INC.

Released in 1975
US Billboard Hot100#1(1)
From The Album
"Barry Manilow II"
I remember all my life
Raining down as cold as ice
Shadows of a man
A face through window cryin' in the night
The night goes into

Morning just another day
Happy people pass my way
Looking in their eyes
I see a memory I never realized
How happy you made me

Oh Mandy,
well you came and
You gave without taking
But I sent you away

Oh Mandy,
well you kissed me and
Stopped me from shaking
And I need you today oh, Mandy
人生で忘れられない想い出がある
氷のような冷たい雨がいつも降っていた
一人の男の影
窓越しに見える顔が
夜通し泣いていたんだ
そして夜は朝に変わり…

また一日が始まった
幸せそうな人たちが通り過ぎる
その人たちの瞳を見ていると
僕は一つの思い出を見ている
きみがどんなに
僕を幸せにしてくれていたのか
僕はちっとも気づかなかった

ああマンディ
きみは僕の元に来てくれて
無償の愛をくれたというのに
僕はきみを追い払ってしまったんだ

ああマンディ
キスしてくれて
僕の身体の震えを止めてくれた
今こそ僕にはきみが必要なんだ
マンディ
I'm standing on the edge of time
I walked away when love was mine
Caught up in a world of uphill climbing
The tears are on my mind
And nothin' is rhyming

Oh Mandy,
well you came and
You gave without taking
But I sent you away

Oh Mandy,
well you kissed me and
Stopped me from shaking
And I need you today
oh, Mandy!
僕は決断しなくてはいけない場所に立つ
愛が手元にあったのに僕は逃げてしまった
上を目指して登らなくてはいけない世界に
囚われてしまっているんだ
僕の心のなかは涙であふれ
歌を口ずさむことさえできないんだ

ああマンディ
きみは僕のそばに来てくれた
きみの愛を僕にをくれる一方で
何も受け取ることをせずに
そんなきみを
僕は追い出してしまった

ああマンディ
きみはよくキスしてくれた
それが僕の身体の震えを
止めてくれるためだったんだね
きみが必要なことを
ようやく気づいたんだ
ああ マンディ
Yesterday's a dream,
I face the morning
Cryin' on the breeze,
the pain is calling
昨日の想い出は夢なのか
僕はまた朝を迎えるんだ
そよ風に涙を流しながら
心の痛みが押し寄せてくるんだ
Oh Mandy,
well you came and
You gave without taking
But I sent you away

Oh Mandy,
well you kissed me and
Stopped me from shaking
And I need you today

Oh Mandy,
you came and
You gave without taking
But I sent you away

Oh Mandy,
you kissed me and
Stopped me from shaking
And I need you
ああマンディ
きみは僕のそばに来てくれた
きみの愛を僕にをくれる一方で
何も受け取ることをせずに
そんなきみを
僕は追い出してしまった

ああマンディ
きみはよくキスしてくれた
それが僕の身体の震えを
止めてくれるためだったんだね
きみが必要なことを
ようやく気づいたんだ
今 きみが必要なんだ…

日本語訳 by 音時

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◎1975年の「全米トップ40」の湯川れい子さんの和訳など録音されたカセットテープをセンパイにいただきました。この「哀しみのマンディ」が1位になった週のその瞬間!(ケーシーのNo1コール、湯川さんの和訳、湯川さんの解説も入ってる)僕の和訳もちょっとだけ湯川さんの訳が影響…(-_-;)
以下、湯川さんの曲紹介(解説)はこんな感じでした…!
“バリーマニロウが歌います「マンディ」。スコット・イングリッシュとリチャード・カーの作品。ニューヨーク生まれの今年28歳。第二のバートバカラックと言われていました。ベット・ミドラーのブギウギ・ブーグル・ボーイの作者であり、またプロデュースを担当している人でもあります。みごと初めて去年シンガーになりました。そして今年セカンドアルバムからシングルヒットとなって、先週の5位から1位にあがってまだ星はついてます!”
*調べてみると正確にはバリーは楽曲は作っていなく「Boogie Woogie Bugle boy」が収録されたベットのアルバム「The Divine Miss M」(1972)のプロデュースをしていますね。(「全米トップ40」はこういう番組中の“チョンボ”もたまにあって面白かった~!)

◆Top Of The Popsで歌う"Mandy"。



◆この曲が「哀しみのマンディ」の原曲。Brandy - Scott Englishのバージョンです。このクセのある歌い方...姿勢も…(笑)。



◆このヒット曲がなかったら「哀しみのブランディ」って邦題だったんだ!Looking glassの「Brandy(you're a fine girl)」1972年8月26日 1位になりました。



(この記事で参考にしたページ)
・ビルボードNo1ヒット1971-1985(音楽之友社)
・「全米トップ40」湯川さん解説
・Wikipedia Mandy
・Wikipedia Brandy