◆"Let It Be Me"...ウィリーのこの曲はアルバム"Always On My Mind"より表題曲に続くセカンド・シングルで、全米Hot100で40位を3週記録しています。この曲はいろんなアーティストがカバーしていますね。(Wikipedia "Let It Be Me"


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1960年のエヴァリ―・ブラザースのヒットで世界的に広まりましたが、原曲は、ジルベール・ベコーが1955年にヒットさせた「神の思いのままに(Je t'appartiens)」という曲。 "Je t'appartiens"は直訳すると"私はあなたに属しています"って意味ですね。
作者クレジットには3名の名前がありますが、ジルベール・ベコー(Gilbert Becau)が作曲、ピエール・ドラノエ(Pierre Dolanoe)がフランス語での作詞、それを英詞にしたのがマニー・カーティスであるとのことです。

そういえば2015年のアート・ガーファンクルのコンサート(渋谷公会堂)を観に行った際に、アートの息子ジェイムスが出てきて、親子で"Let It Be Me"を歌ってくれたことも想い出しました。

◆ジルベール・ベコーの邦題「神の思いのままに」のイメージで、神様への感謝の歌かなあとも思いつつ、ウィリーのこの曲の歌唱を聴くと、それだけにとどまらない、愛するひとを大切に想い、愛を誓う曲であるように思えます。"Let It Be Me"..."僕が僕でありのままにいさせて"、そして"それが僕でありますように"...そんな意味を考えました。

(「ビルボードチャート日記 by 星船」さんの記事もご参照ください)



Words by Pierre Dolanoe / Curtis Mann
Music by Gilbert Becau

Released in 1982
US Billboard Hot100#40
From The Album“Always In My Mind”

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I bless the day I found you
I want to stay around you
And so I beg you, let it be me

Don't take this heaven from one
If you must cling to someone
Now and forever, let it be me

あなたと出逢えた日に感謝する
あなたのそばにいたいんだ
だからお願いだ 僕のままでいさせて

この幸せを僕から奪わないで
あなたが誰かを愛するのなら
永遠にずっと それは僕でありたい

Each time we meet love
I find complete love
Without your sweet love
What would life be?

愛と出逢うといつだって
僕はそれが完全な愛だと思うんだ
あなたの甘い愛がないなら
人生に何の意味があるだろう?

So never leave me lonely
Tell me you love me only
And that you'll always
let it be me

だから僕をひとりにしないで
僕だけを愛してると言ってほしい
あなたはいつだってそうしてくれる
僕が僕でいられるように

Each time we meet, love
I find complete love
Without your sweet love
What would life be?

僕らが逢えばいつだって
完全な愛を見つけるのさ
あなたの甘い愛がないなら
人生に何の意味があるだろう?

So never leave me lonely
Tell me you love me only
And that you'll always
let it be me

だから僕をひとりにしないで
僕だけを愛してると言ってほしい
あなたはいつだってそうしてくれる
僕が僕でいられるように

日本語訳 by 音時

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◆エヴァリ―・ブラザースの"Let It Be Me"




◆本家ジルベール・ベコーが英語で歌うバージョン。うーん、こっちが本家と言われても、アレンジが違うんだよなあ(^▽^;) (仏語の原曲もアレンジはこんな感じです)




◆竹内まりや&山下達郎 の"Let It Be Me"