この真っ白、モノクロのPV、とても印象的で覚えています…。
でも僕の記憶だと、真っ白な雪景色のなかでジョージ・マイケルが歌っている場面を想い出していたのですが、「真っ白な部屋」でしたね(^_^;)。記憶にあったのはシングルのジャケット写真の方かな。

そんなPVのせいか、この曲には冬、それもとても寒い季節の歌という印象があるのですが、下にこの曲の流行していた時期チャートを掲載していますが、最高位7位に到達したのが6月中旬! "冬"っていうのもいいかげんな記憶でした。

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◆この曲"ディファレント・コーナー"は"ケアレス・ウィスパー"に続く、ジョージ・マイケルのソロでの第二弾シングルという位置づけになります。1986年のこのときはまだワムは解散しておらず、この後の7月にワムのアルバム「エッジ・オブ・ヘブン」が発売となり、この曲も収録されました。そしてこのアルバムが彼らのラスト・アルバム、ということになります。

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◆"違った曲がり角"というタイトル。この言葉"a different corner"という言葉は歌詞のなかで1か所にしか出てきません。全体の歌詞の流れを見たときに、この言葉がキーワードになってるか?というとそんな感じはしないのですが、でも、"もし出会っていなければ"、"もし別な角を曲がっていれば"と思ってしまう気持ち…誰にでもあるんじゃないでしょうか。ハイ、ここの部分、ジョージの歌を聴いてホロっとしてしまったこと…ありますね(-_-;)。

"'Cause I've never come close in all of these years"っていう歌詞がどういう意味合いなのかがちょっとわかりませんでした。何に"come close"だったのかな???と思うと、"この何年も(真実の愛に)近づいたことはなかった"って意味かなと解釈しました。でもPVにこだわって考えると、白い部屋で白い電話が鳴るのを待ってるジョージが悶々と過ごしています。もしかして、実際に顔を合わせることもなかった、電話だけでの友達だったのでは?なんてことも思ってしまいました(^_^;)。この曲好きな人、ごめんなさい。

でもジョージの曲のなかで、もしかすると僕はこの曲が一番好きかもしれません…。

Writer(s) George Michael
Lyrics © Warner/Chappell Music, Inc.

Released in 1986
US Billboard Hot100#7
UK Single Chart#1
Frome The Album“Music from the Edge of Heaven”

Diffrent George

I'd say love was a magical thing
I'd say love would keep us from pain
Had I been there
Had I been there

愛は魔法だって言おうとしてたんだ
愛は僕らを苦しみから守ってくれるって
もし僕がそこにいたら
もし僕がそこにいたら

I would promise you all of my life
But to lose you would cut like a knife
So I don't dare
No I don't dare

僕の人生すべてをきみに誓うつもりだった
きみを失うなんてナイフで切られたみたいさ
だから 僕にはできない
いやだ 僕にはできないんだ

'Cause I've never come close
in all of these years
You are the only one to stop my tears
And I'm so scared, I'm so scared

だって僕は
この何年もの間 近づいたこともなかったんだ
きみは僕の涙を止められるたった一人のひと
僕はとても怖いんだ 怖いんだよ…

Take me back in time
maybe I can forget
Turn a different corner
and we never would have met
...Would you care

過去に連れ戻してくれたら
忘れられるかもしれない
違った角を曲がってたら
僕らは会わなかったのかもしれない
...きみはそれでよかったの?

I don't understand it,
for you it's a breeze
Little by little
you've brought me to my knees
...Don't you care

僕には理解できないことでも
きみにはたいしたことじゃないんだね
きみはだんだんと
僕をひざまずかせるようになったんだ
...きみはそれで構わないの?

No I've never come close
in all of these years
You are the only one to stop my tears
I'm so scared of this love

そうさ僕は
知り合ってから近づいたこともなかったんだ
きみは僕の涙を止められるたった一人のひと
僕はとても怖いんだ…この愛が…

And if all that there is
is this fear of being used
I should go back to being lonely and confused
If I could I would
I swear...

使い捨てられるのが怖いって
ただそれだけのことだったら
一人とまどってる自分に戻った方がましさ
もしできることならそうするよ...
そう誓うさ...


(Words And Idioms)
it was a breeze.=楽勝だったよ。

日本語訳 by 音時

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◆“A Diffrent Corner”が最高位7位を記録した週の全米チャートです。
US Top 40 Singles For The Week Ending June 14, 1986

マドンナに代わってパティ・ラベルとマイケル・マクドナルドのデュエットが1位に。4位ビリー・オーシャン、泣かせるバラードです。ジョージ・マイケルは7週を3週キープします。8位ハワード・ジョーンズ「悲しき願い」はフィル・コリンズのバックコーラスが効いてましたね。

-1 2 ON MY OWN –•– Patti Labelle & Michael McDonald
-2 1 LIVE TO TELL –•– Madonna
-3 4 I CAN’T WAIT –•– Nu Shooz
-4 9 THERE’LL BE SAD SONGS –•– Billy Ocean
-5 8 CRUSH ON YOU –•– The Jets

-6 3 GREATEST LOVE OF ALL –•– Whitney Houston
-7 10 A DIFFERENT CORNER –•– George Michael
-8 14 NO ONE IS TO BLAME –•– Howard Jones
-9 5 ALL I NEED IS A MIRACLE –•– Mike + The Mechanics
10 7 SOMETHING ABOUT YOU –•– Level 42

◆トップ・オブ・ザ・ポップス出演のジョージ



◆A Different Corner (Live On BBC Parkinson Show) なかなか良い!