超名盤「ホテル・カリフォルニア」と「ロング・ラン」の間。
1978年のクリスマスシーズンに突然チャートインしてきたイーグルスのナンバーでした!
1978年のクリスマスシーズンに突然チャートインしてきたイーグルスのナンバーでした!
◆オリジナルはブルースシンガー兼ピアニストのチャールズ・ブラウン。全米76位のヒットでした。歌詞は「鐘が鳴る」と「Sad sad news」ではなく「Glad glad news」でした。クリスマスの鐘が鳴り響くと楽しい話ばかり耳にする、でも僕は憂鬱なんだ…という歌詞ですね。イーグルスは「ホテル・カリフォルニア」を経て、当時の社会を風刺したのでしょうかね?
◆この曲について、ドンとグレンより、Eagles Greatest HitsのCDのライナーノーツにコメントがあります。
ドン:テキサス東部で育っていた頃、興味深いラジオ局は基本的に二つあった。ルイジアナ州にあるKEEL、日中はこれを聴いていた。ニューオーリンズには伝説的なWNOEがあって、電波状況が良くなる夜になると聴くことができた。この局はテキサスのポップ局では聴いたことのないような見事に折衷的に音楽をとり混ぜて放送していた。チャールズ・ブラウンの「ふたりだけのクリスマス」のオリジナル・バージョンを最初に聴いたのがWNOEだったよ。この曲がいつも頭から離れなかった。俺たちのバージョンはオリジナルにとてもよく似ているんだ。グレン:「ロング・ラン」のアルバム作りの最中で、全然完成のめどが立ってなかった。マイアミでクリスマス・レコードをカットした。ところであれは秋だったけど、ものすごく暑かったよ。クリスマス・レコードには完璧だったね。
小さいときから耳にしていたスタンダードナンバー。「ロング・ラン」のアルバム作りの際に気分転換?にレコーディングしたって感じですね!
written: C. Brown and G. Redd
Released in 1978
US Billboard Hot100#18
Single Only Release
Bells will be ringing
the sad, sad news
Oh what a christmas to have the blues
My babys gone (my babys gone)
I have no friends
To wish me greetings once again
鐘が鳴り響くと
悲しいニュースがよけい悲しくなる
ああ なんて憂鬱なクリスマスなんだろう
あのコは去ってしまった
クリスマスの挨拶を
もう一度交わす友達も僕にはいない
悲しいニュースがよけい悲しくなる
ああ なんて憂鬱なクリスマスなんだろう
あのコは去ってしまった
クリスマスの挨拶を
もう一度交わす友達も僕にはいない
Choirs will be singing silent night
Those christmas carols by candlelight
Please come home for christmas
(please come home)
Please come home for christmas
(please come home)
If not for christmas by new years night
Those christmas carols by candlelight
Please come home for christmas
(please come home)
Please come home for christmas
(please come home)
If not for christmas by new years night
合唱隊が歌うよ "きよしこの夜"さ
クリスマス・キャロルとロウソクの灯り
お願いさ クリスマスには戻っておいで
(戻っておいで)
お願いさ クリスマスには戻っておいで
(戻っておいで)
もしクリスマスじゃなかったら
新年の夜までにはたのむよ
Friends and relations send salutations
Just as sure as the stars shine above
(yes they do)
This is christmas
christmas my dear
The time of year to be
with the one that you love
友達や親戚のみんなは挨拶をくれる
頭上に輝く星達もそうしてるように
(そうなのさ)
今夜がクリスマス
クリスマスなんだ
1年のうちで
愛する人と過ごす大切なときさ
Then won't you tell me,
you'll never more roam
Christmas and new year
(christmas and new years)
Will find you at home
There'll be no more sorrow,
no grief or pain
I'll be happy (happy)
that its christmas once again
you'll never more roam
Christmas and new year
(christmas and new years)
Will find you at home
There'll be no more sorrow,
no grief or pain
I'll be happy (happy)
that its christmas once again
だから約束してくれよ
もうさまよい歩いたりしないって
クリスマスと新しい年に
(クリスマスと新しい年に)
きみが僕の元にいてくれたら
もう悲しむこともない
苦しみや痛みとのサヨナラさ
僕も笑顔になれる(ハッピーに)
そんなクリスマスをもう一度…
(Words and Idioms)
salutation=あいさつ
roam=歩き回る 放浪する
grief=深い悲しみ
日本語訳 by 音時
◆"Please Come Home Christmas"が圏外45位から20位に突然チャートイン!
US Top 40 Singles Week Ending 23rd December, 1978
イーグルスのクリスマスソングがリリースされると知らなかったのでこのジャンプアップにビックリ!コーフンしました!来週、どうなっちゃうんだ?予想20位→5位→そして最高位3位とか個人的には妄想していたのですが…新年になると18位→18位→26位…とダウン。そうだよね。クリスマスソングだから当たり前か…!
-1 2 LE FREAK / Chic
-2 3 TOO MUCH HEAVEN / The Bee Gees
-3 1 YOU DON’T BRING ME FLOWERS / Barbra and Neil
-4 5 MY LIFE / Billy Joel
-5 6 I LOVE THE NIGHT LIFE / Alicia Bridges
-6 4 I JUST WANNA STOP / Gino Vannelli
-7 8 SHARING THE NIGHT TOGETHER / Dr. Hook
-8 12 Y.M.C.A. / The Village People
-9 9 (Our Love) DON’T THROW IT ALL AWAY / Andy Gibb
10 13 HOLD THE LINE / Toto
20 45 PLEASE COME HOME CHRISTMAS / Eagles
◆John Bon Joviのバージョン。こちらの歌詞も「Sad sad news」ではなく「Glad glad news」でした。
◆これがオリジナル by チャールズ・ブラウン。優しい歌い方ですね。
コメント
コメント一覧 (2)
軽快なリズムが心地よいです。8分の6拍子の曲って、いい曲がたくさんあります。作曲する際に、このリズムを選択するだけでオシャレ感が出ます。聴く人も演奏する人も、よい「気分転換」になるのかも‥。
我が家の子供たちは、25歳くらいになりました。お給料をいただく立場にもなりました。そんな子供たちのために、今もサンタさんが来てくれます。笑
この曲の主人公のところにも、愛する人が来てくれるといいですね。