待ちに待って発売日当日に買ったレコード「華麗なるレース」。

B面のラストに日本語で歌うこの曲が入っていたのにはビックリ。
同時にクイーンメンバーから日本のファンへの信愛なるメッセージだと受け止め感動でじわっとしました。






映画「ボヘミアン・ラプソディ」では使用されていない曲ですが、日本でクイーンと言えば、この曲に触れないわけにはいきません…!

 後半の日本語の部分、クレジットで「Cika Kujiraoka」とローマ字で日本人の方の名前があったのを覚えてます。日本語歌詞の作成を手伝ってくれた人なんですね。

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◆「華麗なるレース」のアルバムの最後に日本のファンのために書いて収録してくれたという事実にも感動したが、歌詞の細かい部分、たとえば“Same wind blows”なんて言葉が出てくるのが、、「ボヘミアン・ラプソディ」の歌詞“Anyways the wind blows…”を想い出させてくれました。またこれは関係ないとは思いますが、当時はエアロスミスも日本で売れてきた時代でしたので、この「手をとりあって」の歌詞で出てくる“Dream On…”という部分は、エアロスミスの「Dream On」を意識したのかな?なんて空想したり、勝手な想像も楽しかったですね。

◆僕の手元にある「全曲解説シリーズ クイーン」(SHINKO MUSIC)には、「この曲は日本のペンタトニック・フレーズをフルに利用している」とのこと。詳しくは書きませんが、西洋の「七音音階」(ドレミファソラシド)に対して、東洋音楽は「五音音階」。この「五音音階」=ペンタトニックスケール(通称ペンタ)を使ってるので、この曲は「東洋っぽく」聞こえるように作っているとのことだ。そうなのか。

◆ついで、Wikipediaによる解説を一部引用。

・曲名、また曲中のサビの一部に日本語が使われていることで有名。本来のローマ字の綴り方ならば「TEO TORIATTE」のはずなのだが、なぜか発表当初からRが重なっている。
・この楽曲の発表の後、1978年に発売したアルバム『ジャズ』に収録されている楽曲『レット・ミー・エンターテイン・ユー』の中で、 『"We'll sing to you in Japanese"(俺達は日本語でも歌う)』という歌詞がある。これは、『手をとりあって』について言及しているとみられる。

Released in 1977
Single in Japan Only
From The Album“A Day At The Races”

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*原詞の引用は太字


When I'm gone
No need to wonder if I ever think of you
The same moon shines
The same wind blows
For both of us, and time is but a paper moon...
Be not gone


僕がいなくなってしまっても
心配しなくてもいいんだよ
僕がきみを思っている限り
月は同じように輝き
風は同じように吹くだろう
僕たち二人のためには
時間なんてたいしたもんじゃない
だから行かないでくれ…


Though I'm gone
It's just as though I hold the flower
that touches you
A new life grows
The blossom knows
There's no one else could warm my heart
as much as you...
Be not gone


もし僕がいなくなってしまっても
僕の手にある花がきみにふれるように
新しい生命が育つ
花のつぼみたちはわかってる
僕の心をあたたかく包んでくれるのは
きみ以外にいないんだってこと
だから行かないで…


Let us cling together
as the years go by
Oh my love, my love
In the quiet of the night
Let our candle always burn
Let us never lose the lessons
we have learned


時が流れようと
一緒に歩んでいこう
愛する人よ
静かな宵に
僕らの心の灯りをを灯し続け
ともに心に刻んだ教えは
決して忘れないでいよう

Teo torriatte konomama iko
Aisuruhito yo
Shizukana yoi ni
Hikario tomoshi
Itoshiki oshieo idaki



Hear my song
Still think of me the way
you've come to think of me
The nights grow long
But dreams live on
Just close your pretty eyes
and you can be with me...
Dream on


僕の歌を聞いてくれ
これまで僕を思ってくれていたように
僕をずっと思っていてほしい
夜は長く続いて行くけど
夢は消えずに留まるんだ
愛しいきみ 目を閉じてごらん
僕はそこにいるだろう?
だから夢を見続けよう…


Teo torriatte konomama iko
Aisuruhito yo
Shizukana yoi ni
Hikario tomoshi
Itoshiki oshieo idaki


手をとりあってこのまま行こう
愛する人よ
静かな宵に
光をともし
愛しき教えを抱き

When I'm gone
They'll say we're all fools
and we don't understand
Oh be strong
Don't turn your heart
We're all
You're all
For all
For always


僕が行ってしまったら
僕たちは愚かで
なにもわかっちゃいないんだ
ってみんな思うだろう
ああ 強くなるんだ
心はまっすぐのままでいよう
僕らは
僕たちは
みんなのためにいる
そういつでも

Let us cling together
as the years go by
Oh my love, my love
In the quiet of the night
Let our candle always burn
Let us never lose the lessons
we have learned


手をとりあってこのまま行こう
愛する人よ
静かな宵に
光をともし
愛しき教えを抱き


日本語訳 by 音時


◆1979年の来日公演ライブで「手をとりあって」を演奏されたと聞きました。えっ?僕は見に行ったけど演らなかったぞ!

 調べてみたら、東京日本武道館から始まって、ツアー途中の大阪から「Spread Your Wings(永遠の翼)」と差し替えでこの曲になった模様。そうか、僕の見に行ったのはツアーでも早い方の日程だったから、そっちだったんだ。「Spread Your Wings」も好きだったけど、フレディの歌う「手をとりあって」も聴きたかったなあ…。

◆来日公演から。最初キーボードはブライアンでフレディはマイク。手拍子がちょっと…(^▽^;)。





◆フレディ亡きあと、Queen+Paul Rogersのライブでの「手をとりあって」。ブライアンのアコギでの演奏と歌がなかなかよい。






(この記事は以下を参考にしました)
・「全曲解説シリーズ クイーン」(SHINKO MUSIC)
・Wikipedia 手をとりあって