ライブ会場に火花が走り、爆音が鳴る!"死ぬのは奴らだ!"




◆「Live and let die」は「Live and let live」というコトワザを知っていると、より理解しやすいですね。
Live and let live.=自分も生き、他人も生かせよ。ということでこちらのWebページにはこんな風に解説されています。
[意味]
live ( your own life ) and let ( other people ) live ( their own lives )と( )を補えば「自分自身の生活をし、他人の生活も尊重しなさい。」の意味になります。中々意味深い諺です。 「人は人、自分は自分」という態度、つまり「わが道を行く」という意味や、「他人を大きな包容力で受け入れる」という意味に使われます。
それに対して"Live and let die"はどうでしょうか。"自分は生きるが、他の人は死なせていい"ってことで…"死ぬのは奴らだ"ってことなんですね…こんな気持ちになるなんて、相当嫌な目、ヒドい目に遭ったんですね…(-_-;)。

◆でも、この曲はカッコいいですよね。ポールもシャウトして歌います。“You Know You Did It”のコーラスのところはリンダの声が合いますね。当時はシングルで発売。アルバムはサントラに収められたあとは、1978年の「Wings Greatest」の収録になります。

 Wikipediaより
“映画『007 死ぬのは奴らだ』のサウンドトラックはビートルズ時代のプロデューサー、ジョージ・マーティンが受け持っており、ポールは彼から主題歌の依頼を受け作曲した。ポールは、映画の中でもウイングスとして歌う積りだったが果たせなかった、とのエピソードが残る。
 現在でもウイングスやソロでのライブで取り上げられることが多い人気曲で、打ち上げ花火を仕掛けるなど、観客が最も盛り上がる場面になっている。ポール曰く、「ジェームズ・ボンドといったら轟音と銃声だから」”
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Paulのライヴでもこの曲はクライマックス。ポールのライブでは「Let It Be」と「Hey Jude」の間に演奏されるが定番です!

◆アル・ヤンコビックの「Live And Let Die」のパロディで「Chicken Pot Pie」というのがあるがちょっと“やりすぎ”で不愉快!(動画は掲せないので興味ある人はググってください)

Songwriters: Mccartney, Paul James / Mccartney, Linda Louise
Live And Let Die lyrics © EMI Music Publishing

Released in 1973
US Billboard Hot100#6
From The Album"Live And Let Die Soundtrack"

PaulLiveLetDie

When you were young
and your heart was an open book
You used to say live and let live
(You know you did, you know you did )

きみが若かった時
心はきれいなノートのようだった
「生きていこう」
「そしてみんなも生かすんだ」
そう言っていたよね
(そうだった)
(たしかにそう言ってた)
(そう言ってたんだ)


But if this ever changing world
in which we live in
Makes you give in and cry

でも僕たちの生きている
この移り変わる世の中が
きみを見捨てて
泣かすようなことがあれば


Say live and let die
(Live and let die)
Live and let die
(Live and let die)

こう言おう
「生きるんだ」
「死ぬのは奴らだ」
俺たちは死なない
死ぬのは奴らなんだ

What does it matter to ya
When you got a job to do
You gotta do it well
You gotta give the other fellow hell

だからどうしたっていうんだい?
やらなきゃならないとき
上手にやらなきゃだめさ
他の奴らを地獄送りにしなきゃいけない


You used to say
live and let live
(You know you did, you know you did )
But if this ever changing world
in which we live in
Makes you give in and cry.

「みんなと一緒に生きていくんだ」
そうきみはよく言っていたよね
(ああ 確かにそうだった)
でも僕らの住むこの世の中
どんどん移り変わっていくのさ
その世界が
きみを見捨てて泣かすようなことがあったらね

日本語訳 by 音時

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◆全米チャートでは、最高位2位で残念でした。1位を阻んだ曲は何だったかな?
「Live And Let Die」は2位を3週続けましたが、その間1位は1週ずつ交代。何回も抜かされちゃったんだね(泣)。

モウリン・マクガヴァンの「タワーリングインフェルノ愛のテーマ(The Morning After)」、ダイアナ「タッチ・ミー・イン・ザ・モーニング」、そしてストーリーズ「ブラザー・ルイ」。この週のチャートは僕の好きな曲多いぞ。ジム・クロウチ。ギルバート・オサリバン、ディープパープル!、カーペンターズ、シールズ&クロフツ。

US Top 40 Singles 18th August, 1973

1 4 TOUCH ME IN THE MORNING –•– Diana Ross
2 2 LIVE AND LET DIE –•– Wings
3 3 BROTHER LOUIE –•– The Stories
4 1 THE MORNING AFTER –•– Maureen McGovern
5 7 LET’S GET IT ON –•– Marvin Gaye

6 5 BAD, BAD LEROY BROWN –•– Jim Croce
7 13 GET DOWN –•– Gilbert O’Sullivan
8 15 DELTA DAWN –•– Helen Reddy
9 9 UNEASY RIDER –•– Charlie Daniels
10 11 FEELIN’ STRONGER EVERY DAY –•– Chicago

◆◆この曲のPV。ポップコーンを食べながら映画を観てるポールとリンダ…。ビデオのラストにもご注目!ええっ(゚Д゚)ノ