アレサ、安らかにお眠りください…。
ソウルの女王アレサ・フランクリンさん死去 76歳朝日新聞





アレサの全盛期は60年代後半から70年代前半だったと思います。その頃のアレサをリアルタイムでは知らないのですが、映像を見るたびにその迫力や歌を自分のものにしてしまうある意味強引さも含めてR&B、ソウルの強い心を持ってるシンガーなんだなあと思いました。

Aretha_Franklin

そして僕が洋楽をよく聴いていた80年代前半に復活、ヒットチャートも賑わせてくれ、そして、ワムのジョージと一緒に歌ったこの曲は全米No1に!ジョージがアレサを尊敬していて、アレサもジョージを認め、二人の音楽性を生かし合ったとても素晴らしいヒットになったと思います。

飛行機が嫌いというアレサ、日本には一度も来られなかったということです。
年下のジョージが先に天国に行ってしまったときアレサはどう思ったでしょうね。
ぜひ、天国で再会し、天国でもこの歌を歌ってほしいです。
アレサ、R.I.P…。(そしてジョージ、R.I.P)

Songwriters SIMON CLIMIE, DENNIS MORGAN
Lyrics c CHRYSALIS MUSIC GROUP, BMG RIGHTS MANAGEMENT US, LLC

Released in 1987
US Billboard Hot100#1
From The Album“Aretha”

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英語詞はこちらのサイトからいただきました)


Like a warrior that fights
And wins the battle
I know the taste of victory
Though I went through some nights
Consumed by the shadows
I was crippled emotionally


たたかう兵士のように
私は恋の戦いに勝つわ
だって勝利の味を味わったことがあるのよ
いくつも淋しい夜を経験して
暗闇につぶされそうになり
気持ちも萎えたりしたこともある

Somehow I made it through the heartache
Yes I did, I escaped
I found my way out of the darkness
I kept my faith, kept my faith

僕もどうにかして
恋の心の痛みを乗り切ったのさ
ああ大変だった なんとか逃れたんだ
暗闇からの脱出口を見つけたのさ
心に信念を持って 自分を信じてね

When the river was deep
I didn't falter
When the mountain was high
I still believed
When the valley was low
It didn't stop me, no, no
I knew you were waiting
Knew you were waiting for me


川がどんなに深くたって
たじろいだりしない
山がどんなに高くたって
ずっと信じ続けるよ
谷がどんなに狭くたって
止まることなんかない
だってきみが待ってるから
あなたが待ってるのを知ってるから

With and endless desire
I, I kept on searching
Sure in time our eyes would meet
Like the bridge is on fire
The hurt is over
One touch and you set me free


果てしない望みを心に持って
私は探し続けてきたの
私たちが見つめ合うその時が来るのを信じてね
炎で焼け落ちる橋のように
心の痛みももうおしまい
私たちが触れ合えば
あなたが私を自由にしてくれる

No, I don't regret a single moment
No I don't, looking back
When I think of all those disappointments
I just laugh, I just laugh


そうさ 僕は一瞬たりとも後悔したくない
振り返るなんて ゴメンだよ
ガッカリしたこともたくさんあったけど
もうただの笑い話さ
もう笑い飛ばしてしまうよ

When the river was deep
I didn't falter
When the mountain was high
I still believed
When the valley was low
It didn't stop me
I knew you were waiting
Knew you were waiting for me

川がどんなに深くたって
たじろいだりしない
山がどんなに高くたって
ずっと信じ続けるよ
谷がどんなに狭くたって
止まることなんかない
だってきみが待ってるから
あなたが待ってるのを知ってるから

So we were drawn together through destiny
I know this love we share was meant to be


だから
私たちは運命が一緒に引き寄せた二人なの
私たちが分かち合うこの恋も運命の恋なの

Knew you were waiting
Knew you were waiting
I knew you were waiting
Knew you were waiting for me

あなたが待っててくれる
きみが待っててくれる
それがわかってる
待っててくれるのがわかってる幸せだよ

I didn't falter
I still believed
When the valley was low
It didn't stop me
Knew you were waiting
Knew you were waiting for me


もうたじろいだりしない
信じ続けるのよ
谷がどんなに狭くたって
私を止めることはできない
あなたが待っててくれる
きみが僕を待っていてくれる

I didn't falter
I still believed
When the valley was low
It didn't stop me
Knew you were waiting
Knew you were waiting for me
I didn't falter
I still believed
It didn't stop me
Knew you were waiting
I didn't falter
I still believed
It didn't stop me

ためらうことはない
ずっと信じていきましょう
何も私たちを止めることは
できないのよ

(Words and Idioms)
Consume=消費する 使い尽くす
falter=つまずく よろめく


日本語訳 by 音時

◆この曲の作者はデニス・モーガンとサイモン・クライミー。

デニスはカントリーでのヒット曲多数を持ってるソングライター。そしてサイモン・クライミーは"Love Changes (Everything)"のヒットを持ってるイギリスのPOPデュオ“クライミー・フィッシャー”のクライミーですね。彼も他のアーチストに楽曲を提供しています。僕の知ってるとこだと、パット・ベネター“Invincible”、エリック・クラプトン“My Father's Eyes”、ロッド・スチュワート“My Heart Can't Tell You No”など。

 サイモンはこの曲を最初は自分ひとりで歌って吹き込み、アレサ以外にもティナ・ターナーやアリスタレコードの社長のクライヴ・デイヴィスにも送ったらしいです。
 ジョージの歌うパートに“I kept my faith”という歌詞が出てきます。これサイモン敢えてこの部分歌詞にいれてるのかなー。はい、ジョージのソロアルバムのタイトルはご存知、“Faith”ですねー。偶然にはできすぎてます。こういう細かいところ気がついてしまうのが、洋楽フリークの性!? (^_^;)。

◆アレサはこの少し前1985年にナラダ・マイケル・ウォルデンのプロデュースで album “Who's Zoomin' Who? ”、シングル“Freeway Of Love”(全米3位)で見事11年ぶりにヒットチャートに復活していました。そのナラダのプロデュースにて、当時大人気の“Wham!”のジョージ・マイケルとのデュエットが誕生したのです。アレサとジョージはお互いに刺激し合い、魔法のデュエット曲、が生まれたのですね。

Aretha George

 この曲のビデオもよくMTVで流れてました。最初はジョージが歌い、アレサはバックスクリーンで登場。そのあと逆になり、最後は二人仲良く... !ビデオの締めくくりもアレサのウインクで…!


◆アレサの代表曲"Respect"。1967年全米1位のヒットです。



◆この昔風のビデオがいい!85年に全米3位のヒットになりました"Freeway Of Love"。アレサの首の振り方もカワイイ‼?