カーラ・ボノフの来日までもうすぐ。
彼女の唯一のトップ40ヒットはこの曲「Personally」(最高位22位)でした。





Billboard Live Tokyo Webサイト
・カーラの最新インタビューはこちら。

シンガーソング・ライターだったカーラですが、この曲はポール・ケリーというアメリカのミュージシャンの作。
カーラはこの曲をイーグルスのグレン・フレイに紹介されたようですよ。"Personally"のWikipediaに次のような情報がありました。

グレンはR&B曲の偉大なコレクターだったのよ。彼はいろんな曲をとってもカッコ良く弾いてくれたわ。

グレンは当初、ボニー・レイットに歌ってもらおうとこの曲を紹介したのですがボニーは受け取らなかったと言っていたそうです。グレンはカーラにこの曲を聴かせて「レコーディングしないかい?」と提案しました。

◆カーラが"Personally"を歌うことになった背景はこのようなことらしいのですが、参加ミュージシャンにはグレンの名前がありません。でも、そのほかに豪華メンバーが!イーグルスのドン・ヘンリーとティモシ―・B・シュミットがバックボーカル(もうちょっと声を目立たせてほしかったな)。そしてギターは故アンドリュー・ゴールド。(冒頭のPVのギター、アンドリューですよね)

それではまずこの曲の歌詞と日本語訳です。

Writer: KELLY, PAUL
Lyrics © Sony/ATV Music Publishing LLC

Released in 1982
US Billboard Hot100#22
From The Album
“Wild Heart Of The Young”

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"Personally"lyrics(英語詞はこちらのサイトからいただきました)


I've been writing letters everyday now
since you've been gone
Talking to you on the telephone
For what seems like a whole life long

毎日手紙を書いているの
あなたが行ってしまってから
電話であなたと話していると
死ぬまでずっと続いてしまいそうなの


I've got something to give you
That the mailman can't deliver
I can't mail it in
I can't phone it in
I can't send it in
Even by your closest kin

あなたにあげたい特別なものがある
郵便屋さんだって届けられないものよ
メールでも送れない
電話でも送れない
郵便でも送れない
一番親しい家族にだってできないの


I'm bringing it to you personally
I'm bringing it to you personally

私はあなたに届けるの 直接にね
私はあなたに届けるの 自分自身で


There's nothing like the feeling I get
Oh when you touching me baby
There's nothing like the feeling you get
When I'm there with you, oh love

こんな気分になったことなんてない
ああ あなたが私にふれるとね ベイビー
こんな気持ちは初めてなのよ
あなたと一緒にいるとね ああ愛してるの


I've got something
that the mailman can't deliver
I can't mail it in
I can't phone it in
I can't send it in
Even by your closest friend 

特別なものを持ってるの
郵便屋さんには任せられないわ
メールだって送れない
電話だってできないの
郵便にもできないし
あなたの友達にだってできないことよ

I'm bringing it to you personally
I'm bringing it to you personally

私があなたに届けるの 私が自分自身で
私があなたに届けるの “私ごと”丸ごとね…


(Words and Idioms)
whole life=終身
Kin=一族 家族 親族


日本語訳 by 音時


◆最初にこの曲を聴いたときは、

I can't mail it in
I can't phone it in
I can't send it in

の部分は何て歌っているのかわかりませんでした。でもこの部分、ちょっといいんですよね。

メリリン、
フォリリン、
セニニン…  
って(^▽^;)。

1982年当時には「E-Mail」はまだなく「mail it in」は「郵便」のメールのことではありますが、今回は都合よく「メール」と訳させていただきました。この歌詞、電話じゃ話したりない「直接お届け」。
エスカレートしていくと、私自身にリボンをつけて、プレゼントは「ア・タ・シ」!って感じかな(←妄想)

◆アルバムジャケットもちょっと艶っぽいですね!大人の女、カーラです。原題「Wild Heart Of The Young」が邦題になるとなぜか「麗しの女~香りはバイオレット~」になってます。"Personally"は日本ではシングルのB面。A面は「香りはバイオレット(Please Be The One)」!

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◆割と歌詞に忠実にイラストカットが変わっていくのがおもしろいです!