"Tainted love"…「汚れた愛」「腐った愛」そんな意味になりますね。
しかし、この曲の邦題は…。
しかし、この曲の邦題は…。
そうなんです。"汚れた愛"であるはずの"tainted love"を、日本のレコード会社は知ってか知らずか、真逆の「汚れなき愛」と邦題を付けたんですね。この影響で、当時、英語のテスト問題で"tainted"と出たときに"汚れない"と答えて×をもらった人も続出しましたので注意です~!(←うそ)
◆ソフト・セルの"Tainted Love"は全米チャートで最高位は8位だったのですが、ゆっくりゆっくりチャートを上昇してきた結果、当時のBillboard Hot 100チャートでチャートイン計43週という最高記録となりました。
和訳は、どこがどうつながってるのか、切れ目が難しいですね(^▽^;)。
Sometimes I feel I've got to
Run away I've got to
Get away from the pain …

◆さて、ソフト・セル(Soft Cell)はマーク・アーモンド(ヴォーカル)とデイヴ・ボール(シンセサイザー)の2名からなるイギリスのユニット。当時の"ニュー・ウェーヴ"サウンドの代表でもありましたね。
その後も全米チャートでのヒットはなく、「一発屋」を命名されていますが、音楽活動を続け、だいぶコアなファンを生み出したのではないでしょうか。だいぶ性倒錯の世界に入り込んだ感じで僕は聴かなくなったけどな…。そんなソフト・セルのその後の状況がこちらのサイトに詳しく出ておりました。ご興味のある方はどうぞ。<a href="https://middle-edge.jp/articles/QuuMp" target="_blank" title="(ミドル・エッジ)">(ミドル・エッジ)</a>
Writer/s: E. COBB
EMI Music Publishing
Released in1982
US Billboard Hot100#8
From The Album“Non-Stop Erotic Cabaret”
US Billboard Hot100#8
From The Album“Non-Stop Erotic Cabaret”
:*原詞の引用は太字です
Sometimes I feel I've got to
Run away I've got to
Get away from the pain
You drive into the heart of me
The love we share
Seems to go nowhere
And I've lost my light
For I toss and turn I can't sleep at night
Seems to go nowhere
And I've lost my light
For I toss and turn I can't sleep at night
ときどき 逃げ出したい気持ちになる
逃げ出さなきゃいけないんだ
きみが僕の心をかき乱す痛みからね
二人で分かち合った愛も
行き場を失ってしまったようで
灯りが見えなくなっちゃった
寝返りばかりで 夜も眠れない
行き場を失ってしまったようで
灯りが見えなくなっちゃった
寝返りばかりで 夜も眠れない
Once I ran to you (I ran)
Now I'll run from you
This tainted love you've given
I give you all a boy could give you
Take my tears and that's not nearly all
Tainted love
(whoa-o-o-o) Tainted love
以前はきみのことを追いかけた僕が
今は逃げようとしてるんだ
きみと きみのくれた この汚れた愛からね
あげられるものは全部きみにあげたのに
泣いたことを数えても
本当はそれだけじゃないんだよ
嘘っぱちの愛さ
(ああ)汚れちまった愛なんだ
今は逃げようとしてるんだ
きみと きみのくれた この汚れた愛からね
あげられるものは全部きみにあげたのに
泣いたことを数えても
本当はそれだけじゃないんだよ
嘘っぱちの愛さ
(ああ)汚れちまった愛なんだ
Now I know I've got to
Run away I've got to
Get away
You don't really want any more from me
To make things right
You need someone to hold you tight
And you think love is to pray
But I'm sorry I don't pray that way
Run away I've got to
Get away
You don't really want any more from me
To make things right
You need someone to hold you tight
And you think love is to pray
But I'm sorry I don't pray that way
今やわかったのさ 逃げなきゃって
僕は逃げなきゃならないんだ
もううまくいかせるために
僕には何も期待なんかしてないよね
きみはぎゅっと抱きしめてくれる
誰かが欲しいだけなんだ
お願いするのがきみの考える愛なんだ
でも僕はそんなのごめんだよ
僕は逃げなきゃならないんだ
もううまくいかせるために
僕には何も期待なんかしてないよね
きみはぎゅっと抱きしめてくれる
誰かが欲しいだけなんだ
お願いするのがきみの考える愛なんだ
でも僕はそんなのごめんだよ
Once I ran to you (I ran)
Now I'll run from you
This tainted love you've given
I give you all a boy could give you
Take my tears and that's not nearly all
Tainted love
(whoa-o-o-o) Tainted love
以前はきみのことを追いかけた僕が
今は逃げようとしてる
きみと きみのくれた この汚れた愛からね
ありったけのものは全部きみにあげたよ
でも 泣いたことを思い出しても
本当はそれだけじゃきかないよ
嘘っぱちの愛なんだ
(ああ)汚れちまった愛なのさ
今は逃げようとしてる
きみと きみのくれた この汚れた愛からね
ありったけのものは全部きみにあげたよ
でも 泣いたことを思い出しても
本当はそれだけじゃきかないよ
嘘っぱちの愛なんだ
(ああ)汚れちまった愛なのさ
Don't touch me please
I cannot stand the way you tease
I love you though you hurt me so
Now I'm gonna pack my things and go
I cannot stand the way you tease
I love you though you hurt me so
Now I'm gonna pack my things and go
お願いだから 僕に構わないでくれ
きみのおふざけはもうごめんだよ
こんなに傷つけられても
僕はきみを愛してるんだ
でももう荷物をまとめて出て行くよ
きみのおふざけはもうごめんだよ
こんなに傷つけられても
僕はきみを愛してるんだ
でももう荷物をまとめて出て行くよ
Tainted love (whoa-o-o-o)
Tainted love (whoa-o-o-o)
Tainted love (whoa-o-o-o)
Tainted love (whoa-o-o-o)
Tainted love (whoa-o-o-o)
Tainted love (whoa-o-o-o)
Tainted love (whoa-o-o-o)
汚れちまった愛
嘘っぱちの愛
汚れちまった愛
嘘っぱちの愛
嘘っぱちの愛
汚れちまった愛
嘘っぱちの愛
Touch me baby, tainted love
Touch me baby, tainted love
Tainted love (whoa-o-o-o)
Tainted love (whoa-o-o-o)
Tainted love
Tainted love
Touch me baby, tainted love
Tainted love (whoa-o-o-o)
Tainted love (whoa-o-o-o)
Tainted love
Tainted love
いいのかい ベイビー
僕を引き留めて
間違った愛だったとしても…
汚れちまった愛だったとしても…
僕を引き留めて
間違った愛だったとしても…
汚れちまった愛だったとしても…
(Words and Idioms)
toss and turn=〔眠れなくて〕ゴロゴロと寝返りを打つ -
tainted =汚れた、腐った
tease=いじめる、からかう、悩ます
日本語訳 by 音時
◆これは知りませんでした。オリジナルは、グロリア・ジョーンズが1965年に歌ってるんですね。彼女の出したシングル"My Bad Boy's Comin' Home"のB面曲だったようです。下のYoutubeで聴けますが、なかなかカッコいいな。
少々話ははずれますが、グロリア・ジョーンズ自身も歌を歌っています。そして様々なアーティストやバンドのバックコーラスも務めています。また、グロリアはバック・ボーカルとクラヴィネットの演奏でT.Rexと関わり、マーク・ボランと恋仲になり、子どもも生まれているんですね。
◆Soft Cell - Tainted love- Long Version ( Live @ Milan 2002 )
◆"オ~オ~"というバックコーラスのスタイルは、ヤードバーズ「Heart Full Of Soul」をコピーしたと言われています。この映像、ベックが若い。

コメント
コメント一覧 (2)
いろんな驚きの新しい情報でした。
この曲の"オ~オ~"というバックコーラスはあのヤードバーズのコピーだったとは、ジェフ・ベックの若く、やっぱりカッコいいギターとともに驚きの情報でした。
そしてグロリア・ジョーンズさん、マーク・ボランの子供を産んでいたとは!こちらもビックリです。