楽しかったこの曲。でもなぜか邦題は「渚のラブ・プラス・ワン」。意味わかりません!

 
(ドイツのTV番組に出演した動画です)

Haircut 100(ヘアカット ワンハンドレッド)は、イギリスのポップバンド。

1980年、イギリスのケント州にてニック・ヘイワードを中心に結成された。1980年代前半のニューウェイヴバンド。 「好き好きシャーツ」「ラヴ・プラス・ワン」などのヒット曲で知られている。(Wikipedia)

 調べてみると彼らの楽曲は「ファンカラティーナ」という80年代初頭に流行したサウンドに括られるようですね。ラテンのリズムを持ったダンスナンバー。単なるラテンではなく、そこにファンクの要素が入っていたところが新しかったとのこと。ファンカラティーナのアーティストのなかでもアイドルのようなルックスだったHaircut100。だから"Love Plus One"だけでなく"渚の…"が邦題に入ったのかな?(それにしても意味不明)

ファンカラティーナとは(ミドルエッジ

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◆それにバンド名も謎を秘めてますね!
僕が以前入ってた"ヘアカット1000円"の店も今は1080円に。←それはQBハウスだろ!

バンドの由来について、ギタリストのグラハム・ジョーンズへのインタビュー記事がネットにありました(2016年3月)

Q:バンドの名前はどこから来たんだい? 君たちが"Haircut100"という名前に落ち着くまでにどんな名前があったか覚えてる?
G:僕らは"Moving England"って呼ばれてたんだけど、僕たちのユーモアのセンスにはフィットしてないって思ったんだ。ニックの家で僕らは座って名前を考えていた。"Captain Pennyworth"とか"Blue Penguin","Biggest Haystack In The Land"なんてのもあったよ。レスがニックに言ったんだ。"きみ、Haircut 100って言わなかった?"って。僕らが一番笑ったのがその名前さ。"バンドをそんな名前で呼ぶのかい!"って。
なんだかよくわかりませんね(^▽^;)。

◆ちなみにこの曲、以前から取り上げたいとは思っていたのですが、歌詞はシンプルですが難解。ネット掲示板などでも本国の方でもああだこうだという話になっています。(この曲がフォークランド紛争のことを歌ってるなんていう解釈も…)ですので、誤訳も承知でとりあえず挑戦してみます(^▽^;)。

Writer(s): Nick Heyward

Released in 1982
US Billboard Hot100#37
From The Album“Perican West”

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"Love Plus One"lyrics(英語詞はこちらのサイトからいただきました)

:

I, I went off to the right
Without saying goodbye, goodbye


ああ 僕は右の方に退場したんだ
サヨナラの言葉すら残さずに

Where does it go from here?
Is it down to the lake I fear?


ここからどこに行くんだい?
僕が恐れてる湖の方角に行くのかい?

Ay ah ah ah ah ah
Ay ah ah ah ah ah

Then I call
Ring (ring) ring (ring) ring (ring) ring (ring)
La la love plus one
Ring (ring) ring (ring) ring (ring) ring (ring)
When I call love

そして僕は電話する
(電話が鳴ってる)
リンリンリン…とね
すると 愛しいあの娘と もうひとり
リンリンリン…
僕があの娘を呼ぶときは…

Give love some soul
If I may be quite so bold

愛にも感情を込めないとね
こんな僕だけどそう言わせてくれよ

Where does it go from here?
Is it down to the lake I fear?


これからどうすりゃいいんだろう?
恐れてる場面が待ち受けてるのかな?


Ay ah ah ah ah ah
Ay ah ah ah ah ah

Then I call
Ring (ring) ring (ring) ring (ring) ring (ring)
La la love plus one
Ring (ring) ring (ring) ring (ring) ring (ring)
La la love plus one

そして僕が電話する
(電話が鳴ってる)
リンリンリン…とね
愛には魂を込めなきゃだめさ
リンリンリン…
愛にはプラスワンが必要なのさ

Ring (and I) ring (and I) ring (and I) ring (and I)
La la love plus one
Ring (and I) ring (and I) ring (and I) ring (and I)
When I call love

何度も何度も僕が電話すると
愛しいあの娘にプラスワン
何度も何度も僕が電話すると
僕が愛を呼び寄せると

Love
Love
Love plus one
Love plus one
Love plus one
Love plus one


愛しいあの娘
愛しいあの娘
あの娘にプラスワン
愛情にさらに真心をプラスして
あの娘のお腹にはベイビーがいるのさ!…
 

日本語訳 by 音時

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ちなみに、僕の解釈でいうと…

恋人だった彼女とはサヨナラも言わず別れたんだ。
僕は舞台袖(右の方)に退場…になったんだ。
ああこれからどうなっていくんだろう?
泳げない僕が湖で溺れなきゃいけないのかな。

それでもあの娘に電話する
(リンリンリン…電話の鳴る音)
すると…あの娘と もうひとり
あの娘のお腹のなかには赤ちゃんができていた!

というのがオチ。ユーモアあふれる物語というわけです。

◆"Love Plus One"には「恋人とそしてもうひとり」という意味と、歌詞にも出てくる「Give love some soul」という意味がかかっているのかなと思いました。
 そして、最初は単なる"若い恋人どうし"だった2人ですが、彼女のお腹に赤ちゃんができたことから、単に愛するだけじゃなく深い感情(Soul)が必要なんだと歌っているのかな。で、そんなことをあの遊び人だった僕が言ってるよ、と自嘲してるので、"If I may be quite so bold"って言っているというわけです。

◆"If I may be (Quite)so bold"について

これは自分がしてもいいかなと思うことをする時とか、相手に聞いてもいいかなと思う質問をする時に使うそうです。Boldには「大胆な」とか「図々しい」という意味がありますから、直訳すると「もし私が大胆になってもいいなら」、「もし私が図々しくしてもいいなら」となり、「大胆にも・・・してもいいですか?」「図々しいですが・・・してもいいですか?」という意味になるんですね。
こちらのサイトを参考にしました。(Higher Voice公式ブログ

◆少し和訳の解釈も中途半端な感じになってしまいました。英語に詳しい方、またはHaircut100,
ニック・ヘイワードのファンの方などで"Love Plus One"の解釈についてコメントをいただけましたら幸いです…(^▽^;)。

星船さんのブログ「ビルボードチャート日記 by 星船」でもこの曲を取り上げてます。

◆この曲のPVです。はちゃめちゃやっていますが、何か意味があるのかなあ。



◆ニックがソロで歌ってます。